今晩、11月13日(水)は、夜空に輝く国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を観測できる絶好のチャンス!広い範囲で晴天が予想され、特に西日本を中心に観測しやすい角度となります。この記事では、「きぼう」の観測方法、見える時間帯、そして各地の天気予報を詳しく解説します。あなたも宇宙への夢を膨らませてみませんか?
きぼうってどんなもの?どうやって見えるの?
ISSきぼう観測時間と方角
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上約400km上空を周回する巨大な有人実験施設。「きぼう」はその中の日本実験棟の名称です。サッカー場ほどの大きさのISSは、約90分で地球を一周する驚異的なスピードで飛行しています。
ISS自体は発光していませんが、太陽光を反射することで地上から肉眼でも観察可能。まるで明るい星が、飛行機よりも速い速度で夜空を横切るように見えます。
きぼうを見つけるコツ
今晩の「きぼう」出現は18時44分頃から。観測時間は約3分間と短いので、見逃さないようにしましょう。望遠鏡を使うと視野が狭くなってしまうため、肉眼で探すのがおすすめです。スマートフォンで動画撮影に挑戦してみるのも良いでしょう。宇宙を旅する「きぼう」の軌跡を捉えることができます。
今夜の天気と観測に適した地域
各地の天気予報
高気圧に覆われる今夜は、全国的に晴天が期待されます。
- 北海道から関東:晴れる地域が多いものの、仰角(地平線からの角度)が低いため、視界の開けた場所での観測がおすすめです。
- 北陸・東海:一部で雲が広がる可能性がありますが、観測のチャンスは十分にあります。
- 近畿から九州:広い範囲で晴天が予想され、仰角も高いため観測しやすいでしょう。仕事帰りに空を見上げてみてください。
- 沖縄:残念ながら曇りや雨の予報で、観測は難しいかもしれません。
明日14日(木)は全国的に仰角が高くなり、さらに観測条件が良くなる見込みです。
きぼうが見えるための3つの条件
きぼうが見える条件
「きぼう」を観測するには、以下の3つの条件が必要です。
1. 晴れていること
雲があるとISSが隠れてしまうため、晴天が必須条件です。
2. ISSが自分の上空を通過すること
地球は自転しているため、ISSの通過位置は常に変化しています。自分のいる場所の上空をISSが通過するタイミングを狙いましょう。
3. 地上が夜で、ISSが昼であること
ISSは太陽光を反射して輝くため、地上は夜、ISSは昼である必要があります。地上から約400km上空にあるISSは、日の出前や日の入り後も太陽光を浴びています。この時間帯にISSが自分の上空を通過すれば、観測が可能となります。
宇宙気象予報士の星野先生によると、「地上からISSが見えるのは、まさに宇宙と地球の絶妙な位置関係によるもの。この貴重な機会に、ぜひ夜空を見上げて宇宙の神秘に触れてみてください」とのこと。
今晩はこれらの条件が揃う地域が多いため、「きぼう」観測の絶好のチャンスです!