軽油とガソリン、うっかり入れ間違えてしまったらどうなるのでしょう?愛車を長く大切に乗り続けるために、燃料の違いと正しい給油方法を分かりやすく解説します。
軽油とガソリン、何が違うの?
軽油とガソリン、名前は似ていますが、実は全く異なる燃料です。どちらも原油から作られますが、蒸留温度が違います。ガソリンは低温、軽油は高温で抽出されます。この違いが、エンジンの動作に大きな影響を与えます。ガソリンは常温常圧で燃えやすく、軽油は高温高圧で燃えやすい性質を持っています。
レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いはオクタン価で、ノッキングの起こりにくさを示す指標です。軽油とは全く別の種類なので、注意が必要です。
ガソリンスタンドで給油の様子
入れ間違えたらどうなる?エンジンへのダメージ
ガソリン車に軽油、ディーゼル車にガソリン、どちらもエンジンの故障につながる危険な行為です。最悪の場合、エンジンが停止したり、高額な修理費用が必要になることも。
自動車整備士の山田さん(仮名)によると、「軽油はガソリンより粘度が高いため、ガソリン車に軽油を入れると、燃料噴射装置やフィルターが目詰まりを起こし、エンジンが正常に作動しなくなります。逆に、ディーゼル車にガソリンを入れると、燃料ポンプや噴射ノズルが損傷する可能性があります」とのこと。
軽自動車=軽油ではない!よくある勘違い
「軽自動車だから軽油」という勘違いは意外と多いようです。軽自動車の「軽」は車体の大きさのこと。軽油とは全く関係ありません。軽油の名前の由来は、重油より比重が軽いことからです。
セルフスタンドでの注意点:焦らず確認!
セルフ式のガソリンスタンドが増えている今、給油ミスを防ぐための確認が重要です。給油前に、車の取扱説明書や給油口の表示を必ず確認しましょう。焦らず、落ち着いて作業することが大切です。
給油ミスを防ぐための3つのポイント
- 車の取扱説明書を確認する
- 給油口の表示を確認する
- 燃料の種類を店員に確認する(不安な場合)
給油口
給油ミスの体験談:慌てるとミスにつながる!
元ガソリンスタンド店員のKさんは、かつてディーゼル車にレギュラーガソリンを入れてしまった経験があると語っています。「混雑時で一人で対応していたため、確認を怠ってしまった。給油口の表示を確認する余裕がなかった」と振り返っています。
この体験談からも分かるように、忙しい時こそ、落ち着いて確認することが大切です。
まとめ:愛車を守るために正しい知識を
軽油とガソリンの違い、入れ間違えのリスク、そしてセルフスタンドでの注意点について解説しました。正しい知識を身につけて、愛車を長く大切に乗り続けましょう。
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