TikTokフォロワー数360万人超、グラビアや経営者としても幅広く活躍するなな茶さん。中学3年生でアイドルグループ「ステーション♪」に加入し芸能界デビューを果たしましたが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。ブレイクの裏には、壮絶とも言える下積み時代があったと振り返ります。
父の願いと芸能界への扉
幼い頃から地元静岡でスカウトされる機会が多かったというなな茶さん。しかし、当時は人見知りで全て断っていたそうです。転機となったのは思春期。お世話になった父の願いを叶えたいという思いから、アイドルのオーディションに一緒に応募することを決めました。
貧困に苦しんだ幼少期の記憶
なな茶さんの幼少期は特に困難を極めました。母は17歳、父は19歳という若さでなな茶さんを授かりましたが、母は高校生、父はフリーターという状況でお金が本当にありませんでした。母が家に帰ってこないことも多く、父が一人で育児と仕事を抱え、電気やガスが止まることもあったといいます。当時、父は実家から勘当されていたため援助も受けられず、離婚するまでは本当に大変だったと語っています。食べ物がなく、駐車場のつくしを食べたり、卵1個を3人で分けたりするなど、食料にも困る壮絶な経験があったことを明かしました。
ティックトックやグラビアで活躍する、なな茶さんの写真
アイドルへのきっかけ:受験回避と憧れ
貧困という厳しい経験が芸能界を目指す一因となった一方で、正直な理由として「受験勉強を避けたかった」という思いもあったそうです。勉強自体は嫌いではなかったものの、部活動(バスケや駅伝)に熱中していたこと、そして何よりも加護亜依さんが大好きだったことから、「加護ちゃんになれるなら受験しなくてもいい」と考えたと言います。
「ステーション♪」加入と初期の挑戦
中学3年生で「ステーション♪」への加入が決まりました。当時のオーディションについて尋ねると、雑誌『De☆View』に掲載されていた複数のオーディションにまとめて応募し、一番早く合格通知をもらったところに所属したと振り返ります。当初は女優も志望していましたが、台本を覚えることや演技が苦手だったため、最終的にはアイドル一本に絞って活動することになりました。
まとめ
なな茶さんの現在の輝かしい活躍の裏には、想像を絶するような幼少期の貧困や、芸能界の入り口での葛藤といった壮絶な下積み時代がありました。父への感謝、逆境を乗り越えたいという思い、そして憧れの存在が、彼女をアイドルという道へ導きました。様々な経験を経て、現在の multi-talent としての地位を確立するまでの道のりは、多くの人々に勇気を与えるでしょう。
参考文献:
Yahoo!ニュース / エンタメNEXT
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe84ebc0e89bfd6233fd8d460b9c1d395811090d