石破茂首相が、就任後初の外遊としてAPEC首脳会議とG20リオデジャネイロ・サミットに出席するためペルーへ向かいましたが、その帰路に予定されていたトランプ前米大統領とのフロリダでの会談が難航しているようです。今後の日米関係に暗雲が立ち込めているのでしょうか?
トランプ氏、多忙を理由に会談延期か
複数の日本政府関係者によると、トランプ氏は新政権の人事調整で多忙を極めており、石破首相との会談日程の調整が難航しているとのこと。石破首相は11月7日にトランプ氏と電話会談を行い、早期の対面での会談で一致したと発表していましたが、実現は難しい状況となっています。
石破茂首相が出発
自民党関係者によれば、トランプ氏は各国首脳からの面会要請を断っているとの情報もありますが、その真意を疑う声も少なくありません。国際政治アナリストの山田一郎氏(仮名)は、「トランプ氏の外交戦略は常に予測不能であり、今回の件も単なるスケジュールの都合とは言い切れない」と指摘しています。
電話会談はわずか5分?憶測呼ぶ短時間
11月7日に行われた石破首相とトランプ氏の電話会談は、わずか5分間だったと産経新聞が報じています。一方、韓国の尹錫悦大統領とは12分間、フランスのマクロン大統領とは25分間も会談を行っており、この短時間でのやり取りが憶測を呼んでいます。
自民党の小野寺五典政調会長は、テレビ番組で「トランプ氏はもっと話したかったようだが、石破首相が会合を中座して出てきてくれたことに配慮し、早めに電話を切った」と説明しました。しかし、その会合がパーティ形式だったとの情報もあり、「パーティの合間にしか時間を割いてもらえなかったのか」と落胆する声も上がっています。
2025年の参院選を視野に?冷ややかな見方も
一部の自民党議員からは、「トランプ氏は2025年の参院選で自民党が敗北し、石破首相が退陣すると考えているため、早々に会う必要はないと判断しているのでは」という冷ややかな見方も出ています。
SNS上でも、「石破首相、トランプ氏と会えないのは力がない証拠」「安倍前首相の敵と認識されているのでは」といった厳しい声が多数投稿されています。
日米関係の行方は?
今後の日米関係を懸念する声も上がっています。「もし次回も会談を断られたら、事態は深刻だ」と自民党議員は危機感を募らせています。日米関係の行方が注目される中、石破首相の手腕が問われることになりそうです。
今後の展開に注目
日米関係は、両国にとって極めて重要なものです。石破首相は、トランプ氏との関係構築に尽力する姿勢を示していますが、今後の展開は予断を許しません。引き続き、事態の推移を見守る必要があります。