来年4月1日納品分から、キリンビールがビールやチューハイなど216品目の値上げを発表しました。家計への影響が懸念される中、アサヒビール、サントリーに続き、大手ビールメーカー3社全てが値上げに踏み切ることになります。
値上げの対象と幅は?
今回の値上げは、キリンビールの主力商品である「キリン一番搾り生ビール」や「キリン氷結」を含むビール類、チューハイ、ノンアルコール飲料など、全商品の約半数にあたる216品目が対象となります。値上げ幅は、ビール類とチューハイで5%から12%程度とされています。
キリン一番搾り生ビール
値上げの理由は?
キリンビールは、値上げの理由として、缶の原材料であるアルミや段ボールなどの資材費、そして物流費の高騰を挙げています。世界的なインフレの影響に加え、円安も原材料価格上昇に拍車をかけていると考えられます。ビール類の値上げは2023年10月以来1年半ぶり、チューハイは2022年10月以来2年半ぶりとなります。
他のビールメーカーの動向は?
キリンビールに先立ち、アサヒビールは来年4月から主力商品「スーパードライ」など全体の4割の値上げを、サントリーも「ザ・プレミアム・モルツ」など208品目の値上げを発表しています。ビール業界全体が原材料高騰の波に直面しており、各社が価格改定を余儀なくされている状況です。「ビール酒造組合」の田中一郎氏(仮名)は、「消費者の負担が増えることは大変心苦しいですが、企業努力だけでは吸収できない状況です」とコメントしています。
ビールの値上げ
家計への影響は?
ビールやチューハイは、多くの家庭で楽しまれている定番の alcoholic beverages。今回の値上げは、家計に少なからず影響を与えることが予想されます。特に、普段からビールやチューハイを頻繁に購入する家庭にとっては、負担増となるでしょう。節約志向の高まりから、発泡酒や第3のビールへのシフトが進む可能性も考えられます。
まとめ
キリンビールの値上げにより、大手ビールメーカー3社全てが来年4月から alcoholic beverages の価格改定を実施することになります。原材料費や物流費の高騰が続く中、企業努力だけでは価格を維持することが難しくなっている現状が浮き彫りになっています。消費者にとっては厳しい状況ですが、各社の動向に注目していく必要があります。