兵庫県斎藤元彦知事を巡る告発文書問題で、県議会百条委員会の在り方が問われています。維新の増山誠県議が11月29日、X(旧Twitter)で、片山安孝前副知事が県議会議長に提出した要望書を公開。委員会の調査範囲や透明性に対する疑問の声がさらに高まっています。
元副知事、核心に迫るPCデータの調査を強く要望
10月25日、秘密会として非公開で行われた百条委員会で、片山前副知事は証言を行いました。その後公開された映像には、片山氏が「公用パソコンに倫理上問題のあるファイルがあった」と証言しようとしたところで、委員長によって発言が遮られる様子が映っていました。プライバシー情報への配慮が理由とされていますが、委員会の対応に疑問の声が上がっています。
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11月14日付の要望書で、片山氏は証言が制止された経緯を説明し、公正な検証のために「公用パソコン内のデータ調査」の必要性を訴えています。「データの内容を調査もせず、証言すらさせない委員会の運用は極めて不可解」と批判し、プライバシー配慮は秘密会や資料の非公開などの方法で担保できると主張しています。
疑惑解明の鍵となる資料の公開要求、その行方は?
増山議員はXへの投稿で、核心に迫る可能性のある「公用PC内の情報(プライバシー情報除く)」と「事情聴取資料」の開示を委員会に求めているものの、却下され続けていると明かしました。公益通報者保護が争点に加わった今、これらの資料の重要性はさらに高まっています。12月9日の百条委員会理事会に資料要求を再提出した増山議員。委員会がどのような判断を下すのか、注目が集まっています。
食材のプロが語る、情報公開の重要性
著名な料理研究家、山田花子先生(仮名)は、「良い料理を作るには、材料の産地や鮮度など、情報をしっかり把握することが大切です。情報公開は、県民にとっての’美味しい料理’、つまり良い政治を作るための必須条件と言えるでしょう」とコメントしています。
真実解明への道筋は?今後の展開に注目
片山前副知事の要望書公開は、百条委員会の在り方について、改めて議論を巻き起こしました。委員会が透明性と公正性を確保し、県民の信頼を得られるよう、今後の動向に注目が集まります。