バスのウィンカーを見て「今なら追い越せる!」と思ったことはありませんか?実はそれ、危険なだけでなく、法律違反になる可能性があります。jp24h.comでは、バス発進時の追い越しに関するルールや、意外と知らないバス関連の交通ルールを分かりやすく解説します。安全運転の知識を深め、よりスムーズで安全なドライブを楽しみましょう!
バス発進を妨害する追い越しはNG!
バスが停留所から発車する際、ウィンカーを出していても、まだ動き出していないからといって追い越してしまうのは違反になる可能性があります。これは「乗合自動車の発進の保護」を定めた道路交通法に抵触するためです。
バス発進妨害の罰則は?
道路交通法第31条の2「乗合自動車の発進の保護」では、停留所で乗客の乗降を終えたバスが発進の合図を出している場合、後続車はバスの発進を妨げてはならないと規定されています。急な速度変更や方向転換が必要な場合を除き、バスの進路変更を妨げる行為は違反となり、違反点数1点と反則金6,000円が科せられます。
バスがウィンカーを出している様子
なぜバスの発進を保護する必要があるの?
バスは多くの乗客を乗せて運行するため、事故が発生した場合の社会的影響は甚大です。多くの死傷者が出る可能性も高く、バスの安全確保は非常に重要です。公益社団法人 日本バス協会 安全輸送委員会のデータによると、バスの事故原因で最も多いのは追突事故、次いで進路変更や追い越し・追い抜き時の事故が多いとされています。安全確認の不足が大きな原因と考えられます。
バス事故の統計データ
知らないと損する!その他のバス関連ルール
バスに関する交通ルールは、意外と知られていないものも多いです。ここでは、ドライバーが知っておくべき重要なルールをいくつかご紹介します。
バス停付近の駐停車は違反?
道路交通法第44条では、駐停車禁止場所が規定されています。交差点や坂道、カーブの付近だけでなく、バス停の標示板から10メートル以内も、バスの運行時間中は駐停車禁止区域となっています。バスの運行を妨げないよう、適切な場所に駐車しましょう。
スクールバス付近は徐行運転!
道路交通法第71条第2号の3では、スクールバスがハザードランプを点灯させて停車している場合、その側を通過する車両は徐行し、安全確認をする義務があります。バスの陰から子供が飛び出してくる可能性もあるため、細心の注意を払いましょう。
交通ルールを遵守し、安全運転を心がけることは、自分自身だけでなく、周りの人々の安全を守るためにも重要です。特にバスのような公共交通機関への配慮は、より安全な交通社会の実現に繋がります。今回ご紹介したバス関連ルールをしっかり理解し、安全で快適なドライブを楽しみましょう。