茨城県大子町の小学校に、なんと5万2000本ものうまい棒で描かれた巨大地上絵が出現!水郡線の列車と「90周年」の文字が、縦12メートル、横20メートルもの壮大なスケールで表現されています。これは、12月4日に全線開通90周年を迎えるJR水郡線を祝う、地域あげての一大プロジェクトです。
地元っ子と描く、うまい棒アートの誕生秘話
10月から地元の小学生たちが、パーツごとにうまい棒を並べる作業に参加。完成までには、子供たちのたくさんの笑顔と、地域全体の温かい協力がありました。
うまい棒で描かれた水郡線の列車と90周年の文字の地上絵
このプロジェクトを企画したのは、県水郡線利用促進会議。大子町にあるうまい棒の製造元、株式会社リスカも全面協力し、「コーンポタージュ味」や「めんたい味」など10種類ものうまい棒を提供しました。県担当者によれば、「うまい棒の地上絵は、世界初の試みではないか」とのこと。
うまい棒の歴史と、大子町との深い繋がり
1979年に誕生したうまい棒は、40年以上にわたり10円という価格を維持してきました。近年は2度の値上げが話題となりましたが、今もなお多くの人に愛され続けています。
発売から40年以上愛される国民的スナック、うまい棒
うまい棒と大子町の歴史を紐解くと、その深い繋がりに気づかされます。長年地元に根付いた工場で生産され続けるうまい棒は、まさに大子町のシンボルと言えるでしょう。食文化ジャーナリストの佐藤一郎氏(仮名)は、「うまい棒は、単なるお菓子ではなく、地域の文化や歴史を象徴する存在と言えるでしょう。今回の地上絵は、その象徴性をさらに高める画期的な取り組みです」と高く評価しています。
地域活性化への期待と、子供たちの笑顔
完成した地上絵は、11月30日午前10時に公開され、集まった子供たちから大きな歓声が上がりました。「90」の数字の周りのうまい棒を並べたという小学3年生の男の子は、「楽しかったから、家でもやりたい!」と満面の笑み。このプロジェクトは、子供たちに貴重な体験を提供するだけでなく、地域活性化への貢献も期待されています。
完成した地上絵は11月30日午後4時まで公開され、その後、うまい棒は地元の子供たちや水郡線利用客に配布される予定です。この取り組みが、地域の魅力を再発見し、更なる発展に繋がることを願っています。
まとめ:うまい棒が繋ぐ、地域と未来
水郡線90周年を記念した、うまい棒5万2000本による巨大地上絵。これは、地域住民、企業、行政が一体となり、子供たちの笑顔と地域活性化を目指した素晴らしい取り組みです。あなたも、うまい棒を片手に、水郡線に乗って大子町を訪れてみませんか?