当日ドタキャン!老舗ふぐ料理店が悲痛な訴え、高額コースの代金はどうなる?

阿佐ヶ谷の老舗ふぐ料理店「にしぶち」が、高額な天然とらふぐコースの当日キャンセル被害に遭い、SNSで悲痛な訴えをしています。今回は、この問題を通して飲食店のキャンセル問題、そして予約時の注意点について考えてみましょう。

ドタキャン被害の実態

「にしぶち」によると、2024年11月30日、12時半に電話で国産天然とらふぐコース4人分の当日予約を受けました。しかし、予約時間19時から30分経った後、客から「行けないからキャンセル」と連絡が入ったのです。

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店側はキャンセル料が発生することを伝えましたが、客は「聞いてないから払いたくない」と主張。その後、連絡が途絶えてしまったとのこと。

飲食店の苦悩と対策

「にしぶち」はX(旧Twitter)で、「怒りよりも悲しみが勝ってます」「せめて謝罪に来て欲しい」と心境を吐露。準備していた食材は、従業員で消費したといいます。

当日予約にもかかわらずキャンセル料を請求できなかったのは、予約時にキャンセルできない旨を伝えていなかったため。店側は反省し、今後は当日予約でもキャンセルできないことを伝えるようにすると表明しました。

飲食店経営コンサルタントの山田一郎氏(仮名)は、「飲食店にとって、ドタキャンは大きな損失につながります。特に高級食材を使う店ほど、そのダメージは深刻です」と指摘します。「にしぶち」のように、従業員で消費するなどの対応を迫られるケースも少なくありません。

予約時の注意点とマナー

今回の件は、改めて予約時の注意点とマナーの重要性を示しています。予約をする際は、キャンセルポリシーを確認し、キャンセルの場合は速やかに連絡することが大切です。

また、飲食店検索サイトなどを利用する際は、キャンセルに関する規約をよく読んで予約しましょう。万が一、やむを得ずキャンセルする場合は、店に直接連絡し、誠意をもって対応することが求められます。

消費者としても、飲食店の事情を理解し、責任ある行動を心がけることが重要です。キャンセル料が発生する場合は、きちんと支払うことが当然のマナーです。

まとめ:気持ちの良い飲食店体験のために

ドタキャンは、飲食店に大きな損害を与えるだけでなく、他の客にも迷惑をかける可能性があります。飲食店と客、双方にとって気持ちの良い関係を築くためにも、予約時のマナーを守り、お互いを尊重することが大切です。美味しい料理を安心して楽しむためにも、今一度、予約時の注意点を見直してみましょう。