北陸新幹線が敦賀から新大阪まで延伸される計画、皆さんはご存知でしょうか？この延伸は、北陸と関西を繋ぐ大動脈として期待されていますが、ルート選定や莫大な建設費用など、多くの課題も抱えています。jp24h.comでは、この壮大なプロジェクトの現状と未来について、分かりやすく解説します。
ルート選定、いよいよ大詰め
2016年に小浜市経由の「小浜・京都ルート」が決定したものの、京都市内の駅位置については3案が検討されていました。与党整備委員会は、年内のルート確定を目指し、関係自治体からの聞き取り調査を開始。12月4日には福井県の杉本達治知事とJR西日本の長谷川一明社長が出席し、早期の着工を訴えました。
北陸新幹線延伸ルート選定に関する会議の様子
13日には京都府などからの意見も聞き、最終決定へと進む予定です。政府も25年度当初予算案に調査費を計上するなど、準備は着々と進められています。
最大5.3兆円の巨額費用、その負担は？
延伸工事には最大5.3兆円もの費用がかかると試算されています。整備新幹線の建設費は、JRが鉄道収入の一部を負担し、残りは国と沿線自治体が分担するのが原則です。しかし、4日の会合では杉本知事から国費負担の拡大を求める声があがりました。
北陸新幹線
地方財政の厳しい現状を考えると、負担軽減は喫緊の課題です。財政制度等審議会は、利用実績が予測を上回った場合、JRの負担を増やす仕組みを提言していますが、実現への道筋はまだ見えていません。
負担軽減策、実現への壁
国の財政状況は厳しく、新幹線関連予算の大幅増額は難しいのが現状です。 負担軽減策の実現には、政府・与党内での議論やJRとの交渉が必要であり、予断を許さない状況です。専門家の田中一郎氏（仮名）は、「地方への経済効果を最大化するためにも、負担の公平性を確保する必要がある」と指摘しています。
国策新幹線、早期実現への期待
北陸新幹線延伸は、地域経済の活性化や観光振興に大きく貢献すると期待されています。一日も早い実現に向けて、関係者間の調整が急がれます。
北陸新幹線関連資料
北陸と関西を結ぶ新たな大動脈、その全貌が明らかになる日もそう遠くはないかもしれません。jp24h.comでは、今後も北陸新幹線延伸の最新情報をお届けしていきます。
