芸能界でスキャンダルは致命傷になりかねません。特に不倫はイメージダウンが大きく、仕事に深刻な影響を与えることも少なくありません。しかし、中にはそのようなスキャンダルをものともせず、第一線で活躍し続ける女優もいます。彼女たちは一体どのようにして、逆境を乗り越え、輝き続けているのでしょうか?この記事では、萬田久子、今井美樹、小泉今日子といった、世間を騒がせた不倫スキャンダルを乗り越えた女優たちのケースを紐解き、その強さの秘密を探ります。
不倫を成就させた女優たち:強い信念と自立した生き方
芸能評論家の宝泉薫さんは、「不倫をすること自体もそうですが、不倫をしてなお自分を貫いていくのは、女であり続けたい女性たち」と指摘します。彼女たちは、強い信念と自立した生き方によって、スキャンダルを乗り越え、自分の人生を力強く歩んでいます。
萬田久子:30年以上連れ添った事実婚という選択
28歳の時に妻子あるアパレルメーカー社長との不倫が発覚した萬田久子。不倫の末に子供をもうけ、男性の離婚成立後も結婚はせず事実婚を選択しました。宝泉さんは、「彼女は根本にコンプレックスがあって、普通以上に女として成功することに貪欲」と分析しています。男性の会社が買収された際には約10億円の株長者となり、男性が亡くなった際には喪主を務めました。現在も仕事をセレクトしながらメディアに登場し、不倫のイメージを感じさせない艶やかな笑顔を見せています。「始まりは不倫でも、略奪してからは30年以上添い遂げた。ブレずに自分を貫き、自立した女の立ち位置を手に入れた」ことが、不倫を繰り返す人との違いだと宝泉さんは語ります。
萬田久子、広末涼子、今井美樹
今井美樹:純愛ソング「PRIDE」で不倫のイメージを浄化
今井美樹は、布袋寅泰を前妻の山下久美子から奪い、結婚に至ったケースです。宝泉さんは、「不倫をする女性には、自分こそが運命の相手という感覚がある」と指摘します。山下は自著で、不倫当時、嫌がらせを受けたことを明かしています。そんな中、今井は布袋作詞作曲の「PRIDE」をリリースし、ミリオンセラーを記録。「PRIDE」は不倫が生んだ究極の純愛ソングとなり、不倫の下品なイメージを浄化しました。宝泉さんは、「『PRIDE』であれだけきれいな曲を歌われたら、前妻も諦めざるを得ない」と語っています。その後、子供を育て、生涯の伴侶にふさわしい女だったことを証明しました。
小泉今日子:パートナー関係を継続、独自のスタンス
小泉今日子は、俳優の豊原功補との不倫が発覚後、豊原の離婚成立を経て、結婚せずにパートナー関係を続けています。彼女の不倫に関しては、騒動もさほど大きくはなりませんでした。宝泉さんは、「豊原さんの前妻が芸能人ではなく、相手の顔が見えないので、生々しく感じられなかった。また、不倫が発覚したのが中年になってからで、昔のアイドルが好き勝手に生きていると受け止められた」と分析しています。現在は、豊原らと設立した会社でプロデュースを手がけるほか、自身も地上波に限らず映画や舞台に出演し続けています。宝泉さんは、「彼女は付き合う男性の影響を受けるところがあり、近年の政治的発言なども豊原さんの影響があるのでしょう」と推測しています。トレンドに背を向け、地味に活動していくことを本人も望んでいるのかもしれません。
まとめ:自分の人生を貫く強さ
不倫スキャンダルを乗り越えた女優たちは、それぞれの方法で自分の人生を力強く歩んでいます。彼女たちの共通点は、強い信念と自立した生き方を持っていること。スキャンダルに屈することなく、自分自身を貫き通す強さが、彼女たちを輝かせ続けていると言えるでしょう。