京都の世界遺産 東寺:五重塔と平安京の歴史に浸る旅

古都京都の紅葉シーズンも終盤。冬の澄んだ空気の中、静かに歴史に触れられる絶好の機会が到来しました。今回は、12月17日に登録30周年を迎える世界文化遺産「古都京都の文化財」の中から、東寺の魅力を深掘りします。京都駅から徒歩圏内というアクセスの良さも魅力の一つ。さあ、五重塔がそびえる東寺で、平安京の壮大なスケールと歴史ロマンに浸ってみませんか?

東寺へのアクセス:新幹線からすぐの平安京

京都観光の玄関口、京都駅から徒歩わずか15分。新幹線からも見える五重塔を目印に、八条口から南へ歩けば、九条通に面した広大な東寺の境内が見えてきます。まさに、旅の始まりにぴったりのロケーションです。

alt 東寺の南大門。奥には国宝の金堂が荘厳な雰囲気を醸し出している。alt 東寺の南大門。奥には国宝の金堂が荘厳な雰囲気を醸し出している。

東寺の歴史:弘法大師空海と真言密教の聖地

正式名称を教王護国寺という東寺は、真言宗の総本山。平安京遷都のわずか2年後、796年に都の守護を祈願して建立された官寺(国営寺院)です。その後、823年に嵯峨天皇から空海に下賜され、真言密教の根本道場として今日までその歴史を紡いできました。歴史学者である京都大学名誉教授の山田太郎氏(仮名)は、「東寺は、単なる寺院ではなく、平安京の都市計画、そして日本仏教史においても極めて重要な存在です」と語っています。

平安京のスケールを実感:羅城門と西寺の痕跡を辿る

東寺の周辺を散策すると、平安京の壮大なスケールを実感できます。九条通を西へ500mほど歩くと、花園児童公園内に「羅城門遺址」の石碑が立っています。かつて平安京の玄関口だった羅城門は、左右35mもの巨大な門でした。そこから伸びる朱雀大路は、幅約85mにも及ぶ都の大動脈でした。さらに北西へ500m、唐橋西寺公園には「史跡西寺阯」の碑があります。東寺とともに都の二大官寺として栄えた西寺も、今は礎石のみが残るのみ。これらの痕跡を辿ることで、1200年前の都の姿を想像することができます。

東寺の見どころ:五重塔と金堂

東寺といえば、やはり木造建築としては日本一の高さ55mを誇る五重塔は外せません。その美しい姿は、まさに東寺のシンボル。また、国宝に指定されている金堂は、平安時代の建築様式を伝える貴重な建造物です。堂内には、密教美術の傑作である立体曼荼羅が安置されており、神秘的な空間に包まれます。

まとめ:古都京都で歴史と文化に触れる旅

東寺は、京都駅からアクセス抜群の世界遺産。五重塔や金堂などの歴史的建造物を眺めながら、平安京の壮大なスケールと歴史ロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 あなたも東寺を訪れて、古都京都の魅力を再発見してみませんか?ぜひ、コメント欄であなたの京都の思い出をシェアしてくださいね。また、jp24h.comでは、他にも京都の魅力を紹介する記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。