石丸伸二元安芸高田市長と須藤元気氏が、12月10日夜、東京・江東区の居酒屋で4時間近く会食していたことが分かりました。この密会は、来夏の東京都議会議員選挙に向けた動きではないかと憶測を呼んでいます。石丸氏は都知事選で小池百合子知事に迫るも次点で落選、須藤氏も衆院選東京15区で次点という結果に終わっています。両氏の今後の動向に注目が集まります。
下町の居酒屋で熱く語り合う二人の政治家
二人の会合場所は、下町情緒あふれる江東区の居酒屋「磯幸」。庶民的な価格で美味しい料理を肴に、話は尽きなかったようです。会食には、YouTubeチャンネル「ReHacQ」運営者の高橋弘樹氏と日本維新の会の音喜多駿元参議院議員も合流。和やかな雰囲気の中にも、今後の政治活動に向けた真剣な議論が交わされたとみられています。
居酒屋で語り合う石丸氏と須藤氏
政治団体「彩生(さいせい)の時」旗揚げ式にも出席
同日、二人は江東区の富岡八幡宮で行われた政治団体「彩生(さいせい)の時」の旗揚げ式にも出席。衆院選に無所属で出馬した金沢結衣氏と共にパネルディスカッションを行いました。この団体は、江東区で相次ぐ政治とカネの問題を受け、「一からやり直そう」という地元の声から生まれたとのこと。今後の活動が注目されます。
須藤氏は新党入りを否定も、都議選への思惑は?
須藤氏は自身のX(旧Twitter)で石丸新党入りを否定しています。しかし、今回の会食や旗揚げ式への参加は、来夏の都議選に向けた何らかの布石ではないかとの見方も出ています。東京15区は、複数の政治家がスキャンダルで辞職に追い込まれるなど、政治不信が根強い地域。この状況を打破しようと、新たな動きが活発化しているようです。
須藤元気氏
石丸新党構想と都議選の行方
石丸氏は自身のYouTubeチャンネルで、地域政党結成の構想を明らかにしています。「一緒に東京を動かしましょう」と呼びかける石丸氏。都議選に向け、どのような戦略を描くのでしょうか。都政担当記者によると、都議会自民党の政治資金パーティー問題など、自民党にとって逆風が吹いている状況。石丸氏にとっては、都知事選以上の旋風を巻き起こすチャンスとなるかもしれません。今後の動向から目が離せません。
江東区の未来を担うのは誰か?
江東区は、政治とカネの問題、そして新たな政治勢力の台頭など、大きな変革期を迎えています。来夏の都議選は、江東区の未来を占う重要な選挙となるでしょう。有権者はどのような選択をするのでしょうか。今後の展開に注目が集まります。