映画情報サイト「映画.com」主催のディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』プレミア試写会で、招待枠を大幅に超える当選者を出してしまうという前代未聞のトラブルが発生しました。12月16日、東京・千代田区の映画館で行われたこの試写会では、本来40名の招待枠に対し、なんと100名に当選連絡を送っていたことが発覚。開場時間になっても入場案内がなく、ロビーで待機していた当選者たちは不安と混乱に包まれました。
招待枠40名に対し、当選連絡は100名!運営側の重大ミスで試写会は大混乱
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開演5分前になっても状況が変わらず、焦燥感が高まる中、突如現れた映画.comのスタッフ2名。若い男性スタッフが土下座のような姿勢で謝罪を始め、騒然とした空気が会場を支配しました。「申し訳ございません。ご案内することが出来ません」というスタッフの言葉に、当選者からは怒りや落胆の声が噴出。「新幹線で来たのに…」「会社を休んできたのに…」と、遠方から足を運んだ参加者も少なくありませんでした。中には、あまりのショックに泣き出す人もいたといいます。
「時間よりも先に受付した人が入れた」? 入場できた人にも不満の声
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入場できなかった当選者の一人は、私たちの取材に対し、「突然の土下座に驚き、映画.comへの怒りを覚えた」と語りました。また、別の当選者からは「時間よりも先に受付した人が入れたと聞きましたが、本当ですか?」という声も上がり、選考基準の不透明さに対する不満も露呈しました。映画評論家の佐藤一郎氏(仮名)もこの事態を重く見ており、「今回のトラブルは、映画ファンの信頼を損なうだけでなく、映画業界全体のイメージダウンにも繋がりかねない」と警鐘を鳴らしています。
映画.comは公式Xで謝罪、交通費・宿泊費の負担を約束も…今後の対応に注目集まる
映画.comは公式Xで「不手際があった」と謝罪し、入場できなかった当選者には映画鑑賞券を配布、後日、交通費と宿泊費を負担する意向を示しています。しかし、今回の騒動は、単なるシステムエラーで片付けられる問題ではありません。イベント運営におけるチェック体制の甘さや、顧客対応の不適切さなど、根本的な問題点が浮き彫りになったと言えるでしょう。今後の映画.comの対応に注目が集まります。
今回の件で、イベント運営の難しさや、情報管理の重要性を改めて認識させられました。多くの映画ファンにとって、試写会は特別なイベントです。主催者側は、参加者の期待に応えるためにも、万全の体制でイベント運営に臨む必要があるのではないでしょうか。