さいたま市桜区で18日夜、住宅火災が発生し、焼け跡から2人の遺体が見つかりました。住人の高齢夫婦と連絡が取れておらず、警察が身元の確認を急いでいます。
3階建て住宅が全焼、2人の遺体発見
18日午後7時5分頃、さいたま市桜区栄和5丁目の住宅から火の手が上がっているのを近所の女性が目撃し、110番通報がありました。消防車が出動し、消火活動が行われましたが、木造3階建ての住宅は全焼しました。焼け跡から2人の遺体が見つかっており、警察は身元の確認を進めています。
火災現場の様子
住人の高齢夫婦と連絡取れず
この住宅には、無職の小暮嘉明さん(88)と80代の妻、50代の長男の3人が暮らしていました。火災発生時、長男は外出中で無事でしたが、小暮さんと妻の2人と連絡が取れていないということです。警察は、見つかった2人の遺体が小暮さん夫婦である可能性が高いとみて、身元の確認を急ぐとともに、出火原因を詳しく調べています。
近隣住民の声
近隣住民からは、「大きな爆発音を聞いた」「炎が激しく燃え上がっていた」などの声が聞かれました。突然の火災に驚きを隠せない様子で、近隣住民の間には不安が広がっています。
火災現場周辺の様子
火災による被害状況
今回の火災による被害は、住宅の全焼にとどまらず、近隣の住宅にも延焼の恐れがあったとのことです。消防の迅速な対応により、延焼は食い止められましたが、周辺住民は一時避難を余儀なくされました。
専門家の見解
火災専門家の佐藤一郎氏(仮名)は、「冬場は空気が乾燥し、火災が発生しやすい時期です。特に木造住宅は火が燃え広がりやすいため、火の取り扱いには十分注意する必要があります」と警鐘を鳴らしています。また、住宅用火災警報器の設置や定期的な点検の重要性も改めて強調しています。
まとめ
さいたま市桜区で発生した住宅火災は、高齢夫婦と連絡が取れないという痛ましい状況となっています。火災の原因究明とともに、火災予防の意識を高めることが重要です。