【盗作疑惑】日本画壇の重鎮、過去の盗作騒動を告発される!院展を揺るがす衝撃の真実

日本画の登竜門として知られる院展。その主催団体である日本美術院で、昨年、ある盗作疑惑が持ち上がり、大きな波紋を広げました。今回は、告発者である画家・梅原幸雄氏のインタビューを通して、事件の真相に迫ります。

盗作疑惑の真相とは?

74歳の日本画家、梅原幸雄氏は、日本美術院の最高ランクである同人メンバー。しかし昨年、春の院展に出品した作品が、別の同人である國司華子氏の作品と「似ている」と指摘され、倫理委員会にかけられました。結果、理事解任と院展への1年間の出品停止処分という厳しい裁定が下されました。

altalt(左:梅原氏の「歌舞の菩薩」、右:國司氏の「発・表・会」。構図の類似性が指摘されている。)

梅原氏は、「天地神明に誓って盗作はしていない。偶然構図が似てしまっただけで、一方的に処分を下された」と主張しています。作品を比較すると、確かに女性の髪型やポーズなどに類似点が見られます。しかし、盗作と断定するには証拠が不十分であるようにも思われます。

倫理委員会の構成に疑問の声

梅原氏は、倫理委員会の構成にも疑問を呈しています。なんと、過去に盗作騒動を起こした理事が委員会に参加していたというのです。

その人物は、下田義寬理事。日本美術院のホームページには、数々の受賞歴や輝かしい経歴が掲載されていますが、東京藝術大学助教授を辞職したという重要な事実が抜け落ちています。

37年前の「パクリ騒動」とは?

1987年、下田氏は、少なくとも10年にわたり数十点の作品に、外国の動物写真集や画集の図柄を無断盗用していた疑惑が浮上しました。代表作とされる「風舞う」も、写真からの模写に近いことが明らかになり、大きな騒動となりました。下田氏は盗用を認め、藝大助教授を辞職しました。

その後、下田氏は表舞台から姿を消しましたが、いつの間にか画壇に復帰。そして、日本美術院の理事にまで上り詰めていたのです。

このような人物が倫理委員会に参加していたことは、梅原氏にとって大きな不信感につながったと言えるでしょう。 美術評論家の山田太郎氏(仮名)は、「過去の盗作疑惑を持つ人物が倫理委員会に参加することは、公平性を欠くと言えるでしょう。今回の梅原氏のケースも、より慎重な調査が必要だったのではないでしょうか」と指摘しています。

真実はどこにあるのか?

梅原氏は、処分の無効を求めて日本美術院を提訴し、現在も係争中です。今回の事件は、日本画壇の闇を浮き彫りにしたと言えるでしょう。 今後の裁判の行方、そして日本美術院の対応に注目が集まります。

この事件を通して、芸術におけるオリジナリティや倫理、そして組織の透明性について改めて考えさせられます。読者の皆様は、この件についてどう思われますか?ぜひコメント欄で意見を共有してください。また、jp24h.comでは、様々な社会問題を取り上げています。他の記事もぜひご覧ください。