山東昭子参院議長が、慰安婦問題に絡んで譲位前の上皇さまの謝罪を求めた韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の発言について「はなはだしく無礼で、受け入れられないものであると抗議する」と南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使に伝えていたことが26日、分かった。参院事務局が明らかにした。
参院事務局によると、山東氏は南氏と25日夕に東京都内の参院議長公邸で面会した。山東氏は、南氏に11月4日に参院が主催する20カ国・地域(G20)国会議長会議の招待状を手渡すとともに、文氏に対する抗議を伝えたという。
山東氏は「文議長自身の発言が招いた現状に関する認識や現状打開のための対応策について、文議長の考えを聞かせてほしい」とも訴え、南氏は「本国に伝える」と返答したという。
南氏は山東氏の議長就任の祝意を述べるため、議長公邸を訪問していた。