【拡散】1997年のIMF韓国支援は、ウォン暴落阻止にまったく役立たなかったことが判明! 韓国を通貨危機から救ったのはIMFではなく日本だったことを広めよう!
雑誌系メディアがここ数日の間に韓国でまた通貨危機が発生するんじゃないかと予測し始めている。きっかけは9月20日の韓国国家統計委員会で発表された衝撃の認定だった。なんと韓国の景気は2年前の2017年9月がピークとされていて、そこから今まで景気後退が続いているそうだ。ここまで景気後退が長く続いているのは1998年の通貨危機以来だという。当時の資料を調べていくうちに我々は韓国が言うところのIMF危機について大きな誤解をしていたことが明らかになってしまった。
2年前から韓国景気が後退局面、今さら言われても
9/25(水) 6:00配信 JBpress
「景気の山は2017年9月だった」
韓国経済は良いのか悪いのか? こんな論争が続く中で韓国政府がこう認定した。
2年間、景気下降局面に入っていたわけで、野党や経済メディアなどは、最低賃金の大幅引き上げなどこの間の経済政策への批判を強めている。
政府は来春の総選挙をにらんで積極財政で景気テコ入れに拍車をかけるが、効果は未知数だ。
2019年9月20日、韓国の国家統計委員会(委員長洪楠基=ホン・ナムギ=副首相兼企画財政部長官、1960年生)は経済統計分科委員会を開いた。
この日の議題は、景気拡大の頂点にあたる「山」がいつだったかについての検討だった。
有識者などで構成する委員会は、「2017年9月」が今回の景気サイクルの中での「山」だったと認定した。
■ 過去最長の景気後退も間近
2013年3月の「谷」を底に、内需中心に徐々に回復してきた景気は、2016年10~12月期以降の世界経済の成長と貿易拡大の追い風を受けてさらに成長した。
しかし、2017年9月を機に調整局面に入り、その後は、世界経済の成長鈍化と米中通商摩擦の激化による貿易低迷で「経済が委縮したと判断した」という。
景気後退がすでに24か月続いているが、さらに5か月間、改善がない場合、「過去最長の景気後退」になる懸念があるという。
ちなみにこれまでの「最長期」は、1996年3月~1998年8月の29か月間だった。
この時期は、東南アジア発の通貨経済危機が韓国も直撃し、「IMF危機」と言われた未曽有の経済危機の時期だった。
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190925-00057721-jbpressz-kr
IMF危機と通貨危機は明確に異なる
今から2年前から、韓国の景気が後退してたんですか?
そうだ。2017年9月からでもう丸2年になる。この期間韓国の景気がまったく上向かなかったことが9月20日に韓国の国家統計委員会から発表されたんだ。もうあと5カ月も同じ状態が続けば1998年の通貨危機の時を上回る最長の景気後退局面になるという。
ええっ?通貨危機の時よりも悪いんですか?大変じゃないですか!
韓国が通貨危機に陥ったまさにその時が最長だ。1996年3月から2年近くかけて通貨危機へと突入し、日本が1998年初旬に債務の返済繰り延べのために日米欧の銀行団をまとめたことで徐々に事態は解消されていった。
それで、1998年9月には、景気後退を脱出したんですね・・・。日本のおかげで、韓国は救われたんです。日本は韓国の命の恩人です!
このJB Pressの記事もそうだが、1997年のIMF危機と1998年の通貨危機をごちゃ混ぜにしている人が多いと感じるね。韓国にとって命の恩人は2人いて、それが紛れもないIMFと日本政府だったという話なのに日本人自身がそれを理解しないでどうするんだと言いたい。
20年以上も前の話だし、正確に覚えている人は少ないのでは?ボクも、ネット百科事典を見て初めて知ったんです。
金融忍者隊長は知識には価値がないとこの前ツイッターで言ってた。なぜならすぐに調べれられるからだという。だがその調べるための情報源が消えていたらどう思う?知識として記憶しておかなければ、その情報を取り入れる機会さえも失われてしまう可能性があるんだ。
どういう意味ですか?
日本が1998年1月に韓国を助けた、まさにその重要なプロセスについて書かれている元ソースが財務省のページから消されてるんだよ!
ええっ?消した?
ウェブサイトの改変時にアドレスも変わってしまったからだと思うが、日本の官公庁はこうして過去の蓄積をまるで活かそうとせずすぐに消してしまう傾向があると感じる。何か別の目的があるのかどうかは知らないがね。
財務省が韓国に都合悪いページを消すもアーカイブまでは消せず
ボクも見てみます!確かに、ネット百科事典に書かれているこのページは、もう財務省には存在しないみたいですね・・・。
このアドレスそのものでGoogle検索をかけると数十件の検索結果が出てくる。だがそのいずれも中身までは紹介していない。つまり元ページに何が書かれているかを知るためには足りないというわけだ。
どうすればいいんですか?通貨危機を日本が助けたという話に懐疑的な人が出てきて、元のソースも見てみないと確信できないって言われたら・・・。
安心してくれ。実はネット百科事典には上記のページのアーカイブへのリンクも提示されている。このリンクがそれだ!
見れました!見てます!韓国の項目は「3」からですよね?
ホントに、ホントに、「日本政府は短期間のうちに邦銀の合意を取り付け、98年1月29日に日米欧民間銀行団の短期債務繰り延べ交渉を妥結に導いた」という一文を確認できました・・・。
その前にも驚くべきことが書いてある。IMFの支援では市場に安堵感を与えられなかったとね。IMFの介入により11月21日に1ドル=1,055ウォンだったレートはむしろ12月11日には1ドル=1,719ウォンまで急落してしまったそうだ。IMF危機の後に通貨危機がやってきたということの何よりの証拠だね。
それで、IMF危機は1997年だけど、通貨危機は1998年だって黒井さんはずっと言ってたんですね・・・。実は、この財務省のページを見るまでは、半信半疑だったんです。
こらww
ネット百科事典は確かなソースに基づかない記述がある場合にはそう書かれるルールになっている。表向きは誰でも自由に編集ができるようになっているが、それは逆に多くの人達の目により正しいかどうかが検証されるということでもあるわけ。ネット百科事典がなければ我々は自由に第一次世界大戦や太平洋戦争の考察をすることさえままならないだろうね。
ホントですね・・・。アーカイブサイトを調べてるんですけど、2010年までは見れたのに、2011年から見れなくなってます!この時のリニューアルで、消してしまったのでは?
なるほどww いつページが変更されたかの履歴まで確認できるのは素晴らしいね。案の定民主党政権の時だった。同じ年に野田元首相が日韓スワップ枠を拡大したことが背景にあると思われる。
それって、2011年の何月ですか?9月より後ですか?
2011年10月とされている。2012年10月末までの時限措置だったそうだが、30億ドルの枠が一気に700億ドルまで拡大されたんだ。韓国はこのスワップのおかげで2011年の金融危機も未然に防げたと言われている。
財務省のページが、2011年9月16日の時点で消えてます・・・。日韓スワップを拡大するのに合わせて、消したのでは?
そうかもしれないね。どちらにせよ民主党政権のやることだ。想像を絶するほど韓国のために動いていたと言っていいだろう。特に野田元首相は菅直人元首相と比べて保守寄りの要素もあっただけに最も警戒すべきだと感じたね。
ネット百科事典からはIMF批判部分がごっそり抜け落ちていた
歴史を振り返るのはこのくらいにして今の話をしよう。文在寅はもし今後通貨危機が再来すれば日米に支援を求めるのかどうかという記事がNEWSポストセブンから出ている。書いているのは韓国批判特集をわざとらしく書いて炎上させたあの小学館で何やら香ばしい。
文在寅政権、「通貨危機再来」なら日本や米国に支援求めるのか
9/25(水) 7:00配信 NEWS ポストセブン
「韓国経済は強い」と主張し続ける文在寅政権。だが、実際は「1997年の通貨危機の再来」と言われるほどの危機的状況に陥っている。
通貨危機の再来となった場合、日本が無関係というわけにはいかない。まず指摘されるのが、邦銀への影響だ。
「韓国向けの融資をする邦銀の業務が滞る可能性がある。現在、邦銀は韓国企業に約300億ドルを貸していますが、最悪の場合は貸し倒れを覚悟しなくてはならない」(元週刊東洋経済編集長で経済学博士の勝又壽良氏)
その程度であれば民間企業が引き受ける「韓国への投資リスク」ともいえるが、ウォン危機は日本や他国の市場にも影響は避けられないだけに、“対岸の火事”と放っておくわけにはいかなくなる。
1997年の通貨危機の際、韓国とIMFは総額580億円の金融支援で合意した。日本は第二陣として最大100億ドルの援助を準備したが、最終的にはその資金は利用されなかった。
もっとも、IMFへの出資比率は日本が世界2位で、日本の資金が通貨危機打開の一助となったことには変わりない。韓国経済の破綻は、半島情勢の不安定化に直結する問題でもある。
「韓国が極端に弱体化したタイミングで中国、ロシア、北朝鮮が攻勢を強めれば、日本の安全保障も危機を迎える」(勝又氏)
こうなると多額の支援をしてでも韓国経済の立て直しに協力せざるを得ない状況も生まれる。
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190925-00000003-pseven-kr
やっぱり、1997年の「通貨危機」と書いてますね・・・。
“通貨危機の後にIMFと合意”と書いているからダウトだね。順序が逆で、IMF合意の後に通貨危機なんだよ。IMFと合意することになったのは、1997年に入って韓国の中堅企業が次々と破綻に追い込まれた結果格付けを一気に引き下げられたことが背景だ。通貨危機はまだ発生していなかったんだ。ちなみに日本は1ミリも関係ない。
でも、ウォンの暴落自体は、1997年11月に起きてますよね?財務省のページの方だと、IMFの支援がいかに効果がなかったかが強調されてます・・・。ウォンの下落を止めるのに何の役にも立たなかったって。
そこは韓国が通貨危機を脱した1998年1月29日基準で考えようと思ってな。まず韓国企業の破綻が相次ぎ、一斉に格付けを引き下げられ、IMFと合意することになったのがすべて1997年の出来事だ。日本がここでIMF第二線準備として100億ドルを用意したことが韓国では全く広まっていないんだ。
IMF危機が1997年で、通貨危機が1997年~1998年という事にしますか?
ちょっと待って。これネット百科事典でも全然十分じゃないわ。IMFの支援がウォンの下落にまったく役立たなかったことと、IMFに対する強い批判が当時政界で巻き起こったことがネット百科事典では1ミリも書かれてないことに今気付いた。重大な情報の欠落がある。やばいぞこれ。
やっぱり、そうですよね?IMFは効果がなかったとか、IMFへの批判なんて話は見た覚えがなかったので、ずっと違和感があったんです!
財務省のアーカイブによれば韓国の1997年~1998年の通貨危機は日米欧の銀行団が短期貸付金のロールオーバー、つまり繰り延べに応じなかったことで起きた。IMFの支援は的外れと言っていいレベルで1ミリも役に立たなかったんだ。結局日本が銀行団を説得して繰り延べに応じさせたことで通貨危機は回避された。IMFは命の恩人でも何でもなかったんだ。俺も今はっきりとこの事実を認識したよ。
何だか、こうして歴史がドンドン間違った内容で広まって、韓国に都合いいようになってしまうのは、怖いですよね・・・。黒井さん、IMFが役に立たなかったという話の方を主題にした方がいいと思います!
そうするわ。軽く通貨危機についておさらいするつもりがこんな展開になってしまうとはな…。我ながら迂闊だった。IMFは役立たずだったんだ。偉そうな顔をしてても韓国の通貨危機を救うどころかむしろ市場に不安を与えてしまった…もしかしてそれが“IMF危機”という言葉の本質なのか?
絶対そうです!でも、IMFが韓国を救った事にしないと、日本が最後に助けた事が広まってしまうから、無理やりIMFが助けた話にしたんだと思います!
韓国の人達も本音ではIMFが役立つことを何もしてくれなかったのを理解してるのかもね。だが日本に助けられたことだけは天地がひっくり返ろうが認めることはないだろう。次こそは本物の通貨危機が訪れると思うよ。IMFにはそもそも韓国を救う力がなかったなら日本が見放せば即座にジ・エンドだからだ。その予兆としてハンファケミカルのサムライ債失敗の件がすでに重くのしかかっているね。これは今年中に本気でおかしなことになるかもしれない。
韓国の皆さん、このままでいいんですか?嵐がすぐそこまで迫っています!
日本は助けない!統一おめでとう!韓国さようなら!