令和ロマンM-1グランプリ2連覇!その裏側とM-1の歴史を紐解く

M-1グランプリ2024、令和ロマンが史上初の2連覇という偉業を成し遂げました!20回目を迎えた今大会。漫才ブーム再燃の立役者、元吉本興業の谷良一氏がゼロから立ち上げたという歴史をご存知でしょうか?今回は、谷氏の著書『M-1はじめました。』を参考に、M-1グランプリ2024を振り返りつつ、その歴史や舞台裏に触れてみたいと思います。

敗者復活戦:時代と共に変わるその姿

まずは敗者復活戦。今年は屋内開催となりました。2002年、敗者復活戦が導入された当初は、敗退=終了というM-1のルールにおいて、もう一度チャンスを与えるからこそ、勝ち上がった組との差を明確にする必要がありました。そのため、大阪からの深夜バスは用意するものの、新幹線やホテルは提供しないという厳しいルールが設けられました。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように、這い上がってきた者にのみチャンスを与えるという理念に基づいていたのです。

敗者復活戦の様子敗者復活戦の様子

2002年の敗者復活戦では、実際に小雪が舞う中で、たとえタンクトップと短パン姿でも、そのまま漫才を披露させました。過酷な環境だからこそ生まれる連帯感、そして選ばれた者を皆で応援する感動があったのです。しかし、時代は変化します。今は暖かい会場で実力を発揮させてあげようという時代なのかもしれません。

一方で、審査方法には疑問が残ります。勝ち抜き方式は後攻有利になりがちです。A組が後攻5勝1敗だったことからも、それは明らかでしょう。前の組のネタの印象は薄れていきます。各組ごとに点数をつけ、最後に発表する形式ではいけないのでしょうか。

オープニング:M-1の歴史を振り返る

決勝戦のオープニングは、第1回大会優勝者の中川家から、過去19回のチャンピオンの映像が流れ、早くも感動的なムードに包まれました。そして、今年の予選の様子を映した10330組の映像。2回戦「1721/10330」、3回戦「408/10330」、準々決勝「132/10330」、準決勝「31/10330」。この予選取材にかける朝日放送の労力と情熱には、毎年頭が下がります。

漫才界への貢献:M-1グランプリの功績

M-1グランプリは、低迷していた漫才界を再び盛り上げた立役者です。漫才師を目指す若者たちに夢と希望を与え、新たなスターを次々と誕生させてきました。令和ロマンの2連覇は、M-1の歴史に新たな1ページを刻みました。

(架空の漫才評論家、山田太郎氏のコメント)
「令和ロマンの2連覇は、彼らの実力と努力の賜物です。現代的な感性と巧みな話術で、観客を魅了しました。M-1グランプリは、今後も漫才界を牽引していく存在でしょう。」

時代の変化とM-1の未来

M-1グランプリは、時代と共に変化を遂げてきました。敗者復活戦の形式や審査方法など、様々な試行錯誤が繰り返されています。しかし、漫才への愛と情熱は変わることなく、これからも進化を続けていくでしょう。

最後に、M-1グランプリ2024の全ての出場者に、そして関係者の皆様に感謝と敬意を表したいと思います。今後のM-1グランプリ、そして漫才界の更なる発展を期待しています。