ロイター通信などによると、中央アジアのカザフスタン西部アクタウ近郊で25日、アゼルバイジャン発ロシア行きのアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落した。乗員5人、乗客62人が搭乗しており、カザフ当局はうち32人の生存を確認したと発表した。死傷者が多数出ているとみられ、救急隊が救助活動を続けている。
乗客はアゼルバイジャン人、ロシア人、カザフ人などで日本人は含まれていない模様だ。
航空会社の説明や露メディアの報道によると、墜落機はアゼルバイジャンの首都バクーから露南部チェチェン共和国のグロズヌイへ向かっていた。目的地の濃霧のために飛行ルートを変更し、カスピ海を越えた東側に位置するアクタウ近郊で緊急着陸を余儀なくされたという。鳥の群れと衝突したとの情報もある。【畠山哲郎】