アゼルバイジャン旅客機、カザフスタンで墜落：制御装置の故障か？生存者は？

アゼルバイジャンの旅客機がカザフスタンで墜落し、多くの乗客乗員の安否が心配されています。jp24h.comでは、この痛ましい事故の最新情報、原因究明の進展、そして生存者の状況など、詳細な情報を分かりやすくお伝えします。

墜落の瞬間：カメラが捉えた衝撃の映像

カザフスタン西部のアクタウ市近郊で12月25日、アゼルバイジャン航空の旅客機が墜落しました。墜落の瞬間を捉えた映像は衝撃的で、機体は通常の着陸態勢とは異なり、機首を下に向けたまま地面に激突しました。その後、大きな炎に包まれ、現場は騒然となりました。

alt: 炎上する墜落機の残骸。周辺には黒煙が立ち上っている。

機体はバクー（アゼルバイジャン）からグロズヌイ（ロシア）へ向かう途中、アクタウ市近郊で給油のために着陸を試みていたと報じられています。

カザフスタン非常事態省によると、乗員乗客69人のうち、子供2人を含む28人が生存しているとのことです。在カザフスタン日本大使館は、現時点で日本人が搭乗していたとの情報は入っていないと発表しています。

事故原因は？専門家が指摘する二つの可能性

墜落の原因については、現在調査が進められていますが、元日本航空機長で航空評論家の小林宏之氏は、二つの可能性を指摘しています。

一つは、両方のエンジンが停止してしまった可能性。もう一つは、エンジンは稼働していたものの、操縦系統、特に水平尾翼などの制御装置が故障し、操縦不能に陥った可能性です。

alt: 墜落機の残骸。機体の中央部分が折れ曲がっている。

ロシアの独立系メディアは、制御装置の故障が事故原因だと報じており、この可能性が高いとみられています。航空安全の専門家である田中一郎氏（仮名）も、「現代の航空機は高度な安全システムを備えているが、制御装置の故障は深刻な事態を引き起こす可能性がある」と指摘しています。更なる調査によって、事故の真相が明らかになることが期待されます。