「翔んで埼玉」再び起用 参院補選、投票率アップへ

[ad_1]

埼玉県選挙管理委員会が人気漫画「翔んで埼玉」のキャラクターを起用して作成した啓発ポスター
埼玉県選挙管理委員会が人気漫画「翔んで埼玉」のキャラクターを起用して作成した啓発ポスター

 「海はない、空港もない、だが補欠選挙はある!!」。埼玉県選挙管理委員会は4日、投票行動の啓発事業として話題を呼んだ人気漫画「翔んで埼玉」を起用した8月の知事選に続き、参院埼玉選挙区補欠選挙(10日告示、27日投開票)でも“続投”すると発表した。

 狙いは投票率アップ。過去の参院補選の投票率で平成3年の参院埼玉補選は17・80%という全国最低の投票率を記録。翔んで埼玉効果にあやかって汚名を返上をもくろむ。

 翔んで埼玉の再登板を決めた県選管は、4月の統一選、7月の参院選、8月の知事選…と「大型選挙3連発」に選挙疲れを感じる有権者を強く意識した。キャラクターが「『また選挙か…』だと? 大切な1票を無駄にするな-!!」などと絶叫する内容のポスターとチラシを計約12万部作成した。

 今回初の試みとして投票を呼びかけるハーブティーのティーバッグ1万5千個を街頭などで配布する。

 翔んで埼玉の「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」というセリフをいじり、ティーバッグのパッケージは「そこらへんの草じゃない、ハーブティーだ!!」と絶叫調で訴え、その心を「リラックスして、投票へ行こう!!」と呼びかけている。県選管は「ただの草に効果がないが、ハーブにはリラックス効果があるといわれている」と話す。

 啓発動画も2種類作成した。電車内やテレビなどで流す「マイルド版」と、動画サイト「ユーチューブ」限定公開の「ハード版」を用意した。マイルド版は9日から、自虐要素が過激なハード版は18日から公開予定という。SNS「ツイッター」で、投票の呼びかけや選挙の思い出に関するツイートも21日まで募集している。

 県選管の大山澄男書記長は「前回の知事選で翔んで埼玉の効果に手応えを感じた。1人でも多くの方にまずは補選があることを知ってもらい、その上で投票機会を行使してほしい」とコメントした。

 知事選で翔んで埼玉を啓発事業に起用した影響か、投票率はややアップし「一定の効果があった」(県選管)とみている。ただ、今回の補選は、上田清司・前埼玉県知事が出馬表明し、NHKから国民を守る党が候補者の擁立準備を進めているが、関心の低さが懸念されている。

 県選管は「選挙の構図が投票率の推移に影響するが、県選管としてはインパクトのある啓発事業を続けるしかない…」と、埼玉をこき下ろした「翔んで埼玉」頼みなのが実情のようだ。

 迫る政治決戦「埼玉・秋の陣」。2匹目のドジョウとなるか-。(竹之内秀介)

[ad_2]

Source link