天皇陛下の妹君である黒田清子さんが、東京都職員の黒田慶樹さんと結婚されてから、この11月15日で20周年の節目を迎えました。皇籍を離れて以降も、清子さんは一貫して慎ましく堅実な生活を送られています。一方で、同じく内親王として皇室を離れ、小室圭さんと結婚された小室眞子さんは、渡米を機に新たな生活を築いています。元皇族として一般社会で歩むお二人の生き方、特に皇室との関わり方には、顕著な方向性の違いが見られます。
質素と献身:黒田清子さんの堅実な日々
黒田清子さんは、結婚直後の2006年1月、都内のスーパーで買い物をされている様子が目撃されていました。その際、特売品を30分ほどかけて吟味し、3本98円のネギを購入されていたといいます。現在でも、清子さんは近所の格安スーパーで買い物をされているそうです。さらに、結婚翌年に購入したマンションのローンを約15年で完済するなど、その堅実な生活ぶりは広く知られています。
都内のスーパーで特売品のネギを購入する黒田清子さん
清子さんの生活は、一般市民としての質素さを保ちながらも、皇室との繋がりは深く維持されています。2017年からは、皇室と縁の深い伊勢神宮の祭主を務められており、度々御所に足を運び、神宮の祭祀などについて天皇陛下に報告をされています。民間人となられてからも、皇室のために責任ある務めを果たされているのです。夫である慶樹さんも、そんな清子さんを献身的に支え続けており、皇室の方々も変わらず厚い信頼を寄せられています。美智子さまが慶樹さんについて「あの人はしっかりしています」と知人に語られたこともあったと伝えられています。昨年11月には、三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀にも夫妻で参列されており、その関係の深さが伺えます。
伊勢神宮の祭主としてお務めされる黒田清子さん
遠く離れた異国での生活:小室眞子さんのプライベート
一方、清子さんと同じく皇室を離れた内親王である小室眞子さんは、2021年に結婚に関する一連の儀式を行うことなく小室圭さんと結婚し、アメリカへ渡られました。報道によれば、当初は家賃約50万円のニューヨーク市内のマンションで生活していましたが、最近では1億円の新居を購入し、ボルボの新車も購入したと報じられています。小室圭さんの年収は約4000万円ほどとされ、眞子さんは現状専業主婦ですが、今春に誕生した第一子と共に、不足のない生活を送っていることが伝えられています。
しかし、眞子さんの渡米以降の生活は、皇室との関わり方において清子さんとは対照的な姿勢を見せています。渡米以来、一度も帰国されておらず、弟である悠仁さまの成年式にも出席されませんでした。また、今春誕生したお子様についても、誕生日はおろか性別すら公表されていません。秋篠宮ご夫妻や皇嗣職も十分なコミュニケーションを取れていないようで、自身の情報を明かさない眞子さんの強固な姿勢が窺えます。
二人の元皇族が示す「一般人」としての選択
黒田清子さんと小室眞子さん、お二人の元皇族は、それぞれ一般市民として穏やかな生活を送っています。しかし、皇室との関わり方においては、その方向性に明確な違いが現れています。清子さんは皇室の一員としての務めを民間人となっても果たし、その繋がりを大切にされています。対して眞子さんは、遠く離れた異国の地で、プライベートを重視した生活を送る道を選ばれたようです。
紀子さまが59歳のお誕生日に際して公表された文書には、「眞子たちは、遠く離れて海外に暮らしています。孫が少しずつ遠出できるようになり、旅行をすることに慣れてから、よいタイミングで日本を訪れてくれたらと思っています。そしていつか、木香薔薇のアーチがある庭を一緒にゆっくりと歩いたり、ピクニックをしたりするのはどうかしらと思いをめぐらしています」という一節がありました。眞子さんが秋篠宮ご一家と日本でピクニックをする日がいつになるのか、その動向は引き続き注目されます。





