ボイコットジャパンの影響で日本の損失は韓国の9倍?

ボイコットジャパンの影響で日本の損失は韓国の9倍?

ボイコットジャパンの影響で日本の損失は韓国の9倍という数字を韓国マスコミが出してきました。

「No Japan」旅行絶壁2カ月…日本の被害額、韓国の9倍

ボイコットジャパンの影響で日本の損失は韓国の9倍?
ネットユーザーがオンラインでシェアしている日本不買運動関連の写真。(写真=インスタグラム)
今夏、日本を訪れた韓国人観光客が大幅に減少して日本経済に約3500億ウォン(約313億円)ほどの生産誘発額が減ったことが分かった。「ノージャパン(No Japan)」の余波で韓国が受けた被害の9倍規模だ。

6日、韓国経済研究院(以下、韓経研)は日本の輸出規制直後である今年7~8月の韓日旅行客の支出データを活用して、産業関連効果を分析して発表した。この期間に日本を訪れた韓国人数は87万400人で、昨年同期に比べて27.6%減った。訪韓日本人数は60万4482万人で10.8%増えた。

韓経研によると、韓国人観光客の減少で日本の生産誘発効果額は昨年同期より3537億ウォン減少した。韓国も399億ウォンほど減った。夏の期間に韓日旅行需要の91%を消化していた航空会社が直撃弾を受けた。韓経研のユ・ファンイク革新成長室長は「日本人観光客も減少すれば韓国内への否定的影響も大きくなるだろう」と話した。
日本の被害額は韓国の9倍?
韓国経済研究院は日本と韓国の旅行者数の増減のみで算出していますが、これはミスリードと言わざる得ないと思われます。

確かに2019年7月、8月の韓国人旅行者は大幅に減りましたがその他の国の旅行者は増えて全体でみれば旅行者数は減っていません。全体で見れば7月は7.6%増、8月は2.2%減です。
これらのことから考えると韓国人旅行者の減少の影響はあるものの、その減少分を上手に他に割り振ったとみるのが自然。また、韓国人が日本旅行で日本に落とすお金は他の国の観光客よりも少ないとのことで全体で見ればプラスの可能性もあります。

その一方で韓国側も2019年8月の旅客数は増加傾向ということでボイコットジャパンの影響はそれほど受けていない可能性もあります。
韓国国民がボイコットジャパンなどおかしなことをしていますが日韓両国の企業は何とか影響を受けないように何とか対策を立てているということでしょう。
従って、今回のように単純に旅行者数の減少で影響を計算するというのはナンセンスな話ということになります。

ただ現実的には韓国の航空会社が危険な状況になってきていることを考えると韓国側の被害がより深刻のようにも感じます。ウォン安で厳しい状況の中で韓国国民は本当に馬鹿なことをしたものです。まさにセルフ制裁と言えるでしょう。