希望ナンバー制度が始まって四半世紀。縁起の良い数字やぞろ目など、様々なナンバーが日本の道路を彩っています。今回は、近年人気急上昇中のナンバー「358」の魅力と、その背景にある意外な理由について、詳しくご紹介します。
希望ナンバー制度の歴史と人気のナンバー
希望ナンバー制度は、1998年に横浜や名古屋など一部地域でスタートし、1999年5月には全国に拡大しました。軽自動車は2005年から全国で実施されています。抽選対象となるナンバーには、「7」「8」「88」「777」「888」「1111」「7777」「8888」などのラッキーナンバーが挙げられます。地域によっては、さらに独自の抽選番号が設定されている場合もあります。
alt="希望ナンバーの抽選番号が書かれた紙"
軽自動車で人気のナンバーとは?
軽自動車では、「2525(ニコニコ)」が圧倒的人気を誇り、全国13地域で抽選対象となっています。また、富士山周辺地域では、富士山の標高を表す「3776」が人気です。時代とともに人気のナンバーは変化し、かつては「2020(東京オリンピック)」や「2000(ミレニアム)」も抽選対象でしたが、現在は指定から外れています。
急上昇中の「358」 その人気の秘密
近年、希望ナンバーとして急増しているのが「358」です。全国自動車標板協議会によると、軽自動車において特に希望者が多いナンバーとなっています。2021年からは名古屋市でも抽選対象となり、その人気は高まるばかりです。
カバラ数秘術と風水から読み解く「358」
数秘術とカードリーディングを専門とする蝶涼太氏によると、「358」はカバラ数秘術において仕事運や金運アップに期待できる数字とのこと。「3」は社交性や人脈、「5」は挑戦心、「8」は向上心を象徴しています。また、風水においても「3:金運・発展」「5:財運・帝王」「8:最高の数字」とされ、吉数として人気を集めていると考えられます。
ディーラーの粋な計らい?
「358」ナンバーが増えているもう一つの理由として、ディーラーの配慮が挙げられます。複数のディーラー営業マンへの取材によると、希望ナンバーがない顧客には「358」を付けて納車するケースが多いとのこと。「4219(死に逝く)」のような縁起の悪いナンバーを避けるため、縁起の良い「358」や「3588」を付けているそうです。
ナンバー変更で運気アップ!
希望ナンバーは新車購入時だけでなく、名義変更や住所変更、ナンバープレートの破損・汚損時にも変更可能です。「気分転換にナンバーを変えたい」という場合でも変更できます。この記事を参考に、あなたも開運ナンバーでドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか?