【緊急事態】大学受験目前!予備校ニチガク突然の閉鎖、生徒130人の進路は?

大学入学共通テストが目前に迫る中、東京・新宿にある予備校「ニチガク」が突如閉鎖。130人もの生徒の進路に暗雲が立ち込めています。jp24h.comは独自取材で、この衝撃的な事態の真相に迫ります。

ニチガク閉鎖の衝撃:生徒たちの悲痛な叫び

合格実績を誇らしげに掲げていたニチガクの窓には、突如として閉鎖を告げる貼り紙が。目前に迫った共通テストを控え、生徒たちの間に衝撃と動揺が広がっています。高校3年生は「びっくりしました。誰も知らないって言っているので…」と途方に暮れ、医学部志望の高校2年生は「信じられない。閉めるにしても今じゃない。貼り紙だけで済まして、全く誠意を感じられない」と怒りを露わにしました。250万円もの授業料を前納したにも関わらず、わずか1ヶ月で教室を失った生徒もいるという、深刻な事態となっています。

ニチガクの閉鎖を知らせる貼り紙ニチガクの閉鎖を知らせる貼り紙

内部からの声:経営陣の強気な姿勢と未払い給与

ニチガクの現役スタッフによれば、12月上旬に給与の支払いが遅延され、その後も支払われていないとのこと。経営陣は「12月中に必ず支払う」と説明したそうですが、25万円の給与はいまだ未払いのままです。冬期講習のためにスケジュールを空けていた講師の森川晶雄さん(34歳)は、「受験直前に閉めるというのは前代未聞。受験が終わった後、2月末か3月にするのが業界の暗黙のルール」と、ニチガクの対応に疑問を呈しています。

さらに、森川さんはニチガクの強気な経営方針にも違和感を抱いていたといいます。「生徒数を増やせる保証もないのに教室を増やすのは、何を考えているのか」と、以前から疑問視していたとのこと。

学習塾倒産の背景:少子化と受験制度の変化

東京商工リサーチによると、2024年には予備校などの学習塾の倒産が53件に達し、過去最多を更新。少子化に加え、一般受験よりも推薦入試やAO入試などの枠が増えていることも、学習塾経営を圧迫する要因となっているようです。教育アナリストの佐藤恵子さん(仮名)は、「大学入試制度の多様化は、予備校業界に大きな変化を迫っている。従来の一般受験対策だけでなく、多様なニーズに対応できる柔軟な経営戦略が求められる」と指摘しています。

生徒たちの未来は?:今後の対応に注目

突然の閉鎖で進路を絶たれた生徒たち。ニチガクの今後の対応、そして関係機関による支援が急務となっています。jp24h.comは引き続きこの問題を追跡し、最新情報をお届けします。