【鶯谷ロックバー「叫び」】低価格で長居する常連客に店主が苦言!その真意とは?

ロックの聖地、鶯谷。爆音と熱気に包まれたロックバー「叫び」の店主が、X(旧Twitter)で常連客への苦言を投稿し、大きな波紋を呼んでいます。低価格で長居する常連客の増加に悩む店主の胸の内を、jp24h.comが独自取材しました。

常連客への苦言投稿で炎上?店主の真意とは

2024年末、鶯谷のロックバー「叫び」の店主がXに投稿した内容が、大きな話題を呼びました。「3時間以上滞在し、お菓子を食べ散らかし、最高の音響で音楽を楽しんで、会計が2000円前後という客が増えている」という内容で、中には常連客も含まれているとのこと。この投稿は瞬く間に拡散され、賛否両論のコメントが殺到しました。

alt=鶯谷のロックバー「叫び」店内で盛り上がる客の様子alt=鶯谷のロックバー「叫び」店内で盛り上がる客の様子

「価格設定を間違えている」「客のコントロールができていない」「ROCKを感じない」など、店主を批判する声も少なくありませんでした。一方で、「店主の気持ちもわかる」「経営は大変だ」と共感する声も寄せられました。一体、店主は何を思ってこの投稿をしたのでしょうか?jp24h.comは、店主の田中俊行氏に直接話を聞きました。

熱気あふれるロックバー「叫び」…その裏で抱える経営の苦悩

JR鶯谷駅から徒歩10分弱の場所に位置するロックバー「叫び」。重厚な扉を開けると、そこはヘビーロックやメタルが響き渡る、まさにロックの聖地。壁には有名海外バンドのポスターやサインが所狭しと飾られ、巨大な音響機材が鎮座しています。Googleレビューでは4.9の高評価を獲得し、本格的なロックバーとして人気を博しています。

alt=熱気に包まれたロックバー「叫び」の店内alt=熱気に包まれたロックバー「叫び」の店内

Xの投稿では、常連客が熱唱したり、胴上げしている写真も公開されており、一見すると盛況ぶりが伺えます。しかし、その裏では、低価格で長居する客の増加による経営の苦悩が隠されていたのです。

低価格の理由と、常連客への複雑な思い

田中氏は、音楽好きが集まる場を提供したいという思いから、価格を低めに設定していました。しかし、近年の物価高騰や光熱費の高騰により、経営は圧迫されているとのこと。「店を長く続けてほしい」と言ってくれる常連客が、低価格で長居することで、経営を圧迫しているというジレンマを抱えていたのです。

飲食店経営コンサルタントの山田一郎氏(仮名)は、「顧客単価の向上と顧客回転率の改善は、飲食店経営において重要な要素です。常連客の確保も重要ですが、収益性を確保するためには、適切な価格設定とサービス提供が不可欠です」と指摘しています。

今後の「叫び」はどうなる?

田中氏は、今回の騒動を受けて、価格改定やサービス内容の見直しを検討しているとのこと。しかし、長年通ってくれている常連客との関係性を大切にしたいという思いもあり、苦悩は続いています。ロックバー「叫び」の未来は、いかに?今後の動向に注目が集まります。