ロシア西部クルスク州戦線でウクライナ軍との戦闘で戦死したと推定される北朝鮮兵士10人余りの遺体を捉えた映像が公開された。
ウクライナ戦争とロシア特殊部隊活動を大衆に提供している親ウクライナ民間支援団体「InformNapalm」は北朝鮮軍だと主張する兵士たちの遺体少なくとも12体が一列に横たわっている映像を公開して「ロシアがウクライナ戦線で銃弾避けとして北朝鮮軍を大量に利用していることを確認することができる」と明らかにした。
続いて「ウクライナ軍の猛烈な攻勢の中で、北朝鮮軍はクルスク戦線の最前方を空襲するために『ロシア軍よりも先に立って』戦線を歩き回った」と主張した。北朝鮮軍がロシア軍よりに先に戦線に派遣されたという主張は北朝鮮軍が銃弾避けとして利用されているという一部の懸念を裏付けている。
該当の映像はドローンを使って撮影されたものと推定される。一部の場面では顔を確認できたが北朝鮮兵士であるという確かな証拠は含まれていなかった。映像が撮影された正確な時点も公開されなかった。
これに先立ち、先月中旬にもロシア軍が戦闘で発生した戦死者の遺体を収容する様子を偵察中だったウクライナのドローンが捉えたとして、ウクライナの現地メディアが関連の写真を公開していた。
当時の写真には戦死した兵士たちの遺体が一列に横たえられ、その上には白い雪が積もった様子が含まれていた。