韓国の尹錫悦大統領の「非常戒厳」宣言以降支持率が低迷していた与党の支持率が野党を上回ったことが分かりました。
韓国の世論調査会社4社が16日発表した調査結果によりますと、与党「国民の力」の支持率は前の週より3ポイント上昇し、35%になり、最大野党「共に民主党」の33%(前週より3ポイント低下)を2ポイント上回りました。
先月3日に尹大統領が「非常戒厳」を宣言して以降、主要な世論調査で与党の支持率は下落していましたが今回の調査で与野党の支持率が逆転しました。
韓国メディアは、弾劾を乱発する野党の強硬路線に対する拒否感と尹大統領に対する同情世論が影響していると分析しています。
一方で尹大統領の弾劾に賛成する人は59%に対し、反対は36%と依然として半数以上が弾劾に賛成していて、党の支持と尹大統領の支持が分離する現象だとの見方も出ています。
フジテレビ,国際取材部