尹大統領の拘束令状審査、4時間50分で終了 結果は今夜か明日未明に

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する拘束令状の実質審査が、18日午後6時50分に終了しました。国民の関心を集めるこの審査は、ソウル西部地裁で行われ、約4時間50分にわたって行われました。果たして、憲政史上初の現職大統領の拘束となるのでしょうか?

緊迫の4時間50分、尹大統領は何を語ったのか?

18日午後2時から始まった審査は、週末当直判事であるチャ・ウンギョン部長判事の審理のもと進められました。尹大統領は、午後4時35分から5時15分までの40分間と、審問終了直前の5分間、発言の機会を得て、自身の主張を展開したとされています。韓国メディアは、尹大統領が非常戒厳の正当性を主張したと報じています。

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地裁側は、尹大統領の防御権を十分に保障する姿勢を見せており、今後の判断に注目が集まります。尹大統領の代理人であるソク・ドンヒョン弁護士によると、検察側と弁護側双方に70分ずつの主張時間が与えられ、それぞれの立場から拘束令状発付の是非について詳細な説明が行われました。

拘束か否か?結果は今夜か明日未明に

拘束令状発付の可否については、18日夜もしくは19日未明に判明する見込みです。過去に尹大統領に対する逮捕状が発付された際には、請求から発付まで33時間を要したことから、今回も時間を要する可能性が指摘されています。

審査を終えた尹大統領は、ソウル拘置所に移送され、拘束被疑者待機室で結果を待っています。もし拘束令状が発付されれば、尹大統領は憲政史上初めて、現職大統領として拘束されることになります。

拘束の場合、今後の展開は?

拘束期間は最長20日間で、来月初旬まで続く可能性があります。その後、検察が拘束したまま起訴すれば、1審で6カ月、2審でさらに6カ月ずつ拘束期間が延長される可能性も出てきます。 韓国政界に大きな波紋を広げるこの事件、今後の動向から目が離せません。

憲政史上初の事態に国民の反応は?

尹大統領支持者らは、ソウル西部地裁近くで集会を開き、無罪を訴えるなど、国民の間でも意見が分かれています。 今後の司法判断、そして韓国政界への影響は計り知れません。