外食の楽しみは人それぞれ。しかし、時として同行者の「食のこだわり」を押し付けられ、せっかくの食事が台無しになってしまうことも。今回は、そんな「ウザい」と思われてしまう食へのこだわりについて、事例を交えて考えてみましょう。
食のこだわり、行き過ぎると逆効果?
友人や家族とレストランへ行く時、つい自分の好みを押し付けてしまっていませんか?「このお店は○○が美味しいから絶対頼んだ方がいいよ!」「○○は××と一緒に食べるともっと美味しい!」など、良かれと思っての発言が、相手にとっては迷惑になっているかもしれません。
例えば、ラーメンチェーン店で起こったこんなエピソード。30代男性のAさんは上司と家系ラーメン店へ。麺の硬さなどを聞かれ「普通で」と答えたところ、上司から「普通って何それ、あり得ない。“硬め・濃いめ・多め”がデフォルトだろ」と言われてしまったそう。Aさんはその時、ベーシックな味を楽しみたい気分だっただけなのに…。 行きつけのお店ならまだしも、チェーン店で個人の好みを否定するのは、確かに「ウザい」と感じてしまうのも無理はありません。食の楽しみ方は人それぞれ。自分のこだわりを押し付けるのではなく、相手の好みを尊重することが大切です。
ラーメンの麺の硬さを選んでいる様子
メニューにあるものを否定する必要ってある?
別の例では、40代の主婦Bさんが夫とラーメン店に行った時のこと。Bさんがつけ麺を注文すると、夫から「ラーメン店でつけ麺は邪道」と言われてしまったそう。Bさんは猫舌のため、つけ麺を選んだだけだったのですが…。 メニューに載っている以上、つけ麺もお店の正式な料理。個人の好みを「邪道」と決めつけるのは、少し行き過ぎかもしれません。有名料理研究家のC先生も、「食の多様性を認め、それぞれの楽しみ方を尊重することが大切」と指摘しています。
相手の気持ちを考えて、心地よい食事を
これらのエピソードからもわかるように、食のこだわりは時として、相手との関係に亀裂を生む可能性があります。相手が本当にアドバイスを求めているのか、それともただ自分のペースで食事を楽しみたいのか、状況をよく見極めることが重要です。押し付けではなく、相手への配慮を忘れずに、楽しい食事時間を過ごしましょう。
家系ラーメンの画像
まとめ:食のこだわりはほどほどに
食へのこだわりは、料理をより深く楽しむためのスパイス。しかし、行き過ぎたこだわりは、相手にとって負担になることも。相手の気持ちを尊重し、楽しい食事時間を共有するために、自分のこだわりはほどほどに、そして相手の好みも尊重することを心がけましょう。