淡路恵子さん。銀幕のスターとして輝きを放った彼女の没後10年が過ぎた今も、その人生の波瀾は長男・島英津夫さんの人生に影を落としています。遺産問題、病魔との闘い、そしてコロナ禍…今回は、故・淡路恵子さんの長男・島英津夫さんが直面した苦難と、彼が下した大きな決断について深く掘り下げていきます。
積もり重なる苦難:借金、病魔、そして孤独
前編では、淡路恵子さんの莫大な葬儀費用と入院費用が遺族に重くのしかかり、島英津夫さんが経済的に追い詰められていく様子をお伝えしました。後編となる今回は、その後も続く苦境と、彼が下した大きな決断について詳しく見ていきます。
借金、裁判、仕事上のトラブル…。島さんは心身ともに疲弊しきっていました。孤独な一人暮らしの中、島さんはアルコールに依存するようになり、肝硬変を発症。3ヶ月の入院生活を余儀なくされました。
入院生活と闘病の様子を表すイメージ画像
「母に怒られる」という知人の言葉で、退院後、島さんは断酒を決意。20キロもの減量に成功しましたが、今度は呂律が回らなくなり、しびれが出るように。ついには階段から転落し、硬膜下血腫と診断され、手術を受けることになりました。
さらなる試練:コロナ禍と収入の途絶
追い打ちをかけるように、新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延。体力、免疫力が低下していた島さんは、医師から外出を禁じられました。
コロナ禍の影響で、芝居の仕事も失い、劇団へのスポンサーも撤退。収入の道が完全に絶たれてしまったのです。
コロナ禍で苦境に立たされる人々のイメージ画像
大きな決断:そして未来へ
度重なる苦難の中で、島英津夫さんはどのような決断を下したのでしょうか? そして、彼の未来には何が待ち受けているのでしょうか? 淡路恵子さんという大きな存在を失いながらも、懸命に生き抜こうとする島さんの姿は、私たちに多くのことを考えさせてくれます。
著名人の遺族としての人生は、想像以上に厳しいものかもしれません。 島英津夫さんの今後の歩みに、エールを送りたいと思います。