慶応大の細谷雄一教授と東大先端科学技術研究センターの小泉悠准教授が24日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、米国のトランプ大統領が与えるロシアのウクライナ侵略への影響について議論した。
細谷氏は、ロシアは経済・軍事的に米国に依存しておらず、効果的な圧力は困難だと指摘した。ロシア、ウクライナ両国は戦闘長期化で疲弊しており、「有利な形で停戦するためにトランプ氏を利用する考えはあるのではないか」と推測した。ロシアは世界中から2万件以上の制裁を科されても侵略を続けている。小泉氏も「トランプ氏が得意とする関税の脅しは効かないだろう」と分析した。