中居正広氏の電撃引退発表は、日本中に衝撃を与えました。中でも注目を集めたのは、長年の盟友であるナインティナイン岡村隆史氏の沈黙。1月23日深夜放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』では、この話題に触れられることはありませんでした。一体なぜ、岡村氏は沈黙を守ったのでしょうか? 今回は、その背景を探ります。
岡村隆史氏、沈黙の理由
岡村氏と中居氏は、『めちゃ×2イケてるッ!』や『FNS27時間テレビ』など、数々の番組で共演してきた盟友。プライベートでも連絡を取り合う仲であることが知られています。だからこそ、今回の引退発表を受けて、岡村氏が何を語るのかに大きな注目が集まっていました。
しかし、ラジオ番組では中居氏への言及は一切なし。この沈黙の理由について、様々な憶測が飛び交っています。一部スポーツ紙記者は、中居氏のスキャンダル、特に9000万円の解決金が支払われたとされる女性トラブル、そしてフジテレビ社員の関与疑惑が背景にあると指摘しています。この社員はナインティナインとも関係がある人物とされ、岡村氏は事態の複雑さゆえに沈黙を選んだのではないか、という見方です。
alt 中居正広氏とナインティナイン岡村隆史氏の共演シーン。笑顔で言葉を交わす二人の姿が印象的。
沈黙に対する批判の声
一方で、岡村氏の沈黙に対し、批判の声も上がっています。過去には、宮迫博之氏のYouTubeでの発言にラジオで反論した岡村氏。今回の中居氏への言及なしという姿勢は、 “自分より弱くて一方的に殴れる相手だけ殴る”ような構図に見える、との批判的な意見も出ています。
2020年の岡村氏自身の問題発言も、今回の批判に影響を与えていると考えられます。コロナ禍で生活苦に陥った女性が風俗業界に流れる、という発言は、性差別・職業差別だと大きな波紋を呼びました。この一件以降、岡村氏のラジオでの発言はより慎重になっているとの指摘もあります。
深夜ラジオの変化
放送作家の中には、ネットニュースの切り取りなどを警戒し、時事問題へのコメントが減り、過去の思い出話や日常のエピソードが増えたと指摘する声も。中居氏の引退という大きなトピックに触れなかったことで、リスナーの戸惑いはさらに大きくなったのかもしれません。
かつて『めちゃイケ』の「しりとり侍」が視聴者からの抗議で打ち切りになった際、岡村氏は忸怩たる思いと生真面目なお笑い論を語りました。今回の沈黙は、かつての岡村氏の姿を知るリスナーにとっては、意外だったと言えるでしょう。
alt ナインティナイン岡村隆史氏がラジオ番組で真剣な表情で話す様子。
中居正広氏の引退、そして盟友岡村隆史氏の沈黙。様々な憶測が飛び交う中、真相は未だ明らかになっていません。今後の二人の動向に注目が集まります。