TBSは27日、生島ヒロシ(74)について、同局のラジオ番組の降板を発表した。1998年4月から「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」のパーソナリティーを務めていた。
TBSラジオはスポニチ本紙の取材に回答。「事態が分かったのはつい最近。そこから速やかに対応しました」とし、28日以降の同時間帯の放送については「調整中です」と回答。 降板については「本人とは話し合いを持ちました」とした。
生島はこの日朝の番組にも変わらぬ様子で出演。「今日で放送6995回目。来週月曜で7000かーい!」と喜びを込めた様子で報告していた。
TBSラジオは「TBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため」としている。
1998年4月にスタートした自らの名を冠とした27年続いた長寿番組の突然の降板発表だが、朝の様子からは降板は予期していなかった可能性がある。
TBSラジオは「番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました」とし「コンプライアンス違反の詳細については、関係者のプライバシー保護の観点から、説明を控えさせて頂きます」とも報告した。
その後、生島が所属する「生島企画室」も公式サイトを更新して経緯を説明するとともに謝罪。本人もサイトを通じてコメントを発表し、「この番組は私のライフワークでもありましたが、この度、TBSラジオからコンプライアンス違反があったとのご指摘を受け、降板になった次第です。ひとつは、私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました。さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました。私自身のハラスメントに対する意識・認識が甘く、猛省をしております」と陳謝した。
▽TBSラジオ全文
「生島ヒロシ氏の番組降板についてのお知らせ」2025年1月27日 株式会社TBSラジオ
TBSラジオの番組「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」のパーソナリティー生島ヒロシ氏が1月27日の放送をもって番組を降板したことをお知らせします。
当社は、生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました。
同氏のコンプライアンス反の詳細については、関係者のプライバシー保護の観点から、説明を控えさせて頂きます。
TBSラジオは今後もTBSグループ人権方針にのっとり番組制作を行ってまいります。