元タレント中居正広氏と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題で、フジの港浩一社長らが27日午後4時から、記者会見を開いた。191媒体、437人が参加した会見は午後4時から、休憩を挟み日付をまたいで午前2時23分、所要約10時間23分で終了した。
フジテレビでは会見を全て中継。終了後には総括するコーナーが約8分放送された。青井実、宮司愛海の両アナウンサーに加え、平松秀敏・報道局編集長も出演した。
平松氏は10時間を超えた異例のロング会見について、「私、フジテレビの人間なので、フジテレビの人間としてコメントすると、やっぱりこの10時間を超える記者会見っていうのは、本当長いですけど、これはもうフジテレビの自業自得です」と自社をバッサリと切り捨てた。
参加者を制限するなどした17日の会見が原因で「想像以上に注目され、多くのメディアが集まって、これぐらい紛糾するような記者会見になった」というのがその真意だった。
一方で一人のジャーナリストとしての感想も加えた。「一つの話題の記者会見が10時間を超えるっていうのは、これはね、健全じゃないです」と語り、怒号を飛ばしたり、何分も「演説」をする質問者がいた状況をチクリ。「今回、フジテレビも悪いですけれども、参加したジャーナリストにも何らかの問題があるんじゃないかと私は思います。今後こういうことが続いていくんじゃないかなっていう気はします」と警鐘を鳴らしていた。
報知新聞社