JR長野駅前の男女3人殺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職矢口雄資容疑者(46)の自宅から、裁断され、焦げた手袋が見つかり、長野県警の捜査本部が押収していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。県警が事件後に公開した画像には手袋を着けて逃走する容疑者の姿が写っており、証拠隠滅を図った可能性もあるとみて、事件との関連を調べる。
また、矢口容疑者は生活保護を受給し、自宅では電気や水が使えない状態だったことも捜査関係者への取材で判明。実家が約1キロの距離にあるものの、家族と疎遠で人付き合いも少なかったとみられ、生活が困窮していたとみて実態を調べる。