台湾人訪日客の存在感強まる 地方都市訪れるリピーター多く、アニメの聖地巡礼も人気


台湾で春節の9連休が始まった25日、海外に向かう桃園国際空港第1ターミナルからの出発客は過去最高の4万人超を記録した。

日本政府観光局によると、春節連休期間を含む昨年1~2月の台湾からの訪日客は韓国に次ぐ2位の99万人で、中国人客の87万人を上回った。

昨年通年でも台湾人客は過去最高の604万人で、中国の698万人に迫る3位。さらに観光庁のインバウンド消費動向調査によると、新型コロナウイルス禍前の2019年は1位の中国が消費額全体の36・8%を占めて2位の台湾(11・5%)を引き離していたが、昨年は中国の21・3%に対して台湾が13・4%と差を縮めている。

台湾人訪日客はリピーターの多さが特徴だ。旅行事情に詳しい30代の台湾人女性は「近くて円安で割安だし、居心地もいい」と分析。日本文化は台湾人になじみがあり、アニメなどの舞台になった土地を訪れる「聖地巡礼」も人気だという。

女性は「友人は(人気漫画・アニメの)『ハイキュー!!』で描かれた岩手県軽米町を訪れた。私も聖地巡礼のために長崎県や北海道・網走に行った」と明かす。



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