フジテレビの“やり直し”会見のウラで
1月27日に10時間以上にわたって行われたフジテレビ“やり直し”会見。中居正広氏(52)と女性とのトラブルに対する局内の対応などに関し、記者から鋭い質問が飛んだ。
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そのウラで、同27日にTBSラジオがフリーアナウンサーの生島ヒロシ(74)がレギュラーを務めていた『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』の2番組の降板を発表した。
生島の所属事務所は、
《番組製作スタッフへの厳しい言動やインターネット上に掲載されていた不適切な画像の送信等の行為があったとのことであり、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントへの認識の欠落がまねいたことだと認識しております》
とパワハラ、セクハラの事実を認め、無期限の芸能活動自粛を発表した。
「生島さんはまさにTBSの功労者。それを釈明の機会もなく、いきなり放送後の当日に降板を発表するというのは、刑事事件ならともかく、なかなか聞いたことがありません。それくらいTBSも、今回の問題を重視したのでしょうね」(スポーツ紙記者)
中居・フジテレビ問題に際し、テレビ各局は独自で社内調査を実施。社内はもちろん、タレントやスタッフなどの取引先との間に“不適切な関係”の有無を探っているという。
「1月28日にはABCテレビの役員が交際費の不適切使用がバレて辞任していましたよね。局員はもちろんのこと、タレントやスタッフも今回の調査には戦々恐々としていますよ。セクハラやパワハラ、おカネの問題だけでなく、不祥事ならこれを機に何でも徹底的に膿を出そうという局の姿勢が見えます。フジテレビから一斉にスポンサー離れが進んだことが、相当トラウマになっているのでしょうね」(キー局関係者)
そんな中、過去に受けた性被害を暴露し話題になっている元アナウンサーのYouTuber・青木歌音が新たな告発をした。
◆2人で食事したらそれだけで済む訳無いやろ?
青木といえば、中居問題で揺れるフジテレビの“偉い人”から性被害を受けたことがあるとXやYouTubeで暴露して話題になった。自身の身に危険が及ばないように実名は出していないが、すでに情報などは新聞社の関係者と共有していると明かしている。
そして1月25日にはある有名芸人から性被害を受けそうになったことをXで告白。そのきっかけもフジテレビ騒動だったことを明かしたうえで、憶測を呼び、誤った人物へ風評被害がいかないようにその芸人のヒントを出した。
《西日本のご当地ゆるキャラに似た芸人さんと食事後、断ったのに腕を掴まれホテルに強制連行。最後の手前で本気で抵抗したら不機嫌になり「帰るわ」って言われ解放された。アパレルもしてる人。》
と暴露。さらに27日には
《もし相手が嘘の反論して来た時の為にもう少し詳細に書くと》
と前置きした上で、経緯をつづった。実際の投稿では芸人がほぼ特定されるように書かれているので、かいつまんで説明すると……。
自身がアナウンサーをしている番組にその芸人がゲスト出演し、その後DMで舞台に誘われる。そして2人で食事をした際に
「2人で食事したらそれだけで済む訳無いやろ?笑」
と言われ、断わったが腕を掴まれタクシーに乗せられてホテルへ強制連行された、などと明かしている。
「Xでは簡単にその芸人が特定され、一般ユーザーから数々のコメントが書き込まれ《青木歌音さんに何をしたの?》などと追及され始めている。2月1日にイベントをするそうなので、《そこで青木さんの話も聞けますか?》などとイジられています。
この芸人は過去にもパワハラなどが原因で事務所を退所している。性加害未遂となれば今度こそ芸人生命が絶たれる可能性も。特に最近ではフジテレビ問題もあるので、性的な疑惑がある芸人はテレビに呼ぶことはできないですよ」(ワイドショー関係者)
“女遊びは芸の肥やし”というのは完全に死語になってしまった。女性への尊厳を軽視するタレントはもはや芸能界から追放されてしまう風潮だ。
「中居さんとフジテレビの問題をみても分かるように、テレビ業界や芸能界は何かと飲み会などで異性と触れ合う機会は多い。ひと昔前まで、そのときにセクハラやパワハラまがいの行為が横行していた。それだけに、この騒動がフジテレビだけで終わると思っている業界人は少ないんじゃないですかね。#MeTooのような告発も続くのでは……」(芸能プロ関係者)
国民的アイドルだった中居氏は引退に追い込まれ、人気アナは突然降板させられた。芸能界に震撼が走っているのは間違いないだろう――。
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