【02月01日 KOREA WAVE】韓国・大田(テジョン)地裁論山(ノンサン)支部は22日、知人の娘に性的暴行を加えたとして強姦致傷などの罪に問われた50代の男の被告に懲役8年の判決を言い渡した。被害者は心に深い傷を負い、1年半前に自殺している。
この事件は2021年11月、被害者の女性(当時24代)が、父親の幼なじみの男から性的暴行を受けたことに端を発する。男は頻繁に被害者宅を訪れ、被害者を部屋に引き込んで暴行を加えた。被害者は異常な行動を見せ始め、家族に被害を告白した。
被害者は極度の心的外傷により認知能力が著しく低下し、精神病院に入院。回復の兆しを見せたが、2023年6月、偶然男と対面したことで症状が再発し、同8月に自殺した。
被告側は「行為は合意の上だった」と主張したが、検察は被害者の診療記録や自筆メモなどをもとに、男を強姦致傷や強制わいせつ致傷、名誉毀損の罪で起訴し、懲役25年を求刑した。
地裁は「手口が極めて悪質であり、被害者に与えた精神的・肉体的被害は非常に大きい」と指弾したものの、量刑については標準的な基準に従ったと述べ、求刑を大きく下回った。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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