【ワシントン=淵上隆悠】米国のトランプ大統領は4日、拘束した不法移民の国外追放に加え、犯罪を繰り返す米国人を国外で収監することに前向きな姿勢を見せた。これらの人々を「動物」と呼び、「米国にいてほしくない」と述べた。
トランプ氏の発言は、3日にルビオ米国務長官と会談した中米エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領の提案を受けたものだ。ブケレ氏は、米国内の不法移民や囚人について、米国籍の保有者も含めて有料で受け入れると表明した。
トランプ氏は4日、米国内で囚人を監督するよりも安上がりだとし、「法的に可能ならすぐにでも実行したい」と記者団に語った。