「はみだしっ子」の漫画家・三原順さん、ファンの声に応え画集刊行

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 『はみだしっ子』など少女漫画史に残る作品を手掛け、今も根強い人気のある漫画家、三原順さん(1952~95年)の没後25年にあたる来年3月、雑誌や単行本で発表された全てのカラーイラストを収録予定の画集『三原順 All Color Works』(白泉社)が刊行される。

 それぞれの事情で親と離別した少年たちの葛藤と成長を描いた『はみだしっ子』は、昭和50~56年に少女漫画誌「花とゆめ」で連載。かわいらしい絵と深いストーリー、含蓄のあるせりふ回しなどで人気を博した。担当編集者の前田太郎さんは「『はみだしっ子』に人生を変えられたというファンの方も多い。どの作品にも独自の魅力があり、『人の救済』『傷ついた人の再生』が描かれている」と語る。

 今回の画集発行のきっかけは、平成27年に没後20年の回顧原画展が明治大学米沢嘉博記念図書館(東京都千代田区)で開催されたこと。図録の刊行を求めるファンの声が相次ぎ、この展示がきっかけで始まった原稿整理事業によって、新たな原画も見つかった。このほか、画集には『ルーとソロモン』『Sons』などの作品のイラストも収録。前田さんは「当時のファンの熱気が伝わる、現時点での集大成の画集」と太鼓判を押す。

 予約が必要で、各書店やインターネット書店で対応。締め切りは来年1月13日で、3月19日に刊行予定。価格は9350円(税込み)。(本間英士)

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