再び、寒波が襲来しそうだ。きょう17日(月)は、次第に冬型の気圧配置になり、寒気が流れ込み始める見込み。日本海側で次第に雪や雨のエリアが拡大し、風も強まってきそうだ。今回の寒波も長期滞在型で、今週は大雪と低温が長引くおそれがある。
いよいよ寒波襲来
きょう(月)、日本海側では次第に雪や雨のエリアが広がり、午後には山陰から東北の日本海側を中心に雪や雨になる見込み。本州の平地は雨で降り始める所が多いが、午後は段々と雪に変わり、山沿いを中心に積もりそうだ。風も西から強まり、午後は全国的に北よりの風が吹きつけるため、ふぶくおそれもある。
一方、関東から西の太平洋側は、東海や関東でにわか雨の所があるが、広く晴れそうだ。空気の乾燥が進み、湿度が30パーセント前後まで下がる見込み。火災が発生しやすくなることに加え、強風で燃え広がりやすくなる。火の取り扱いには一層、注意したい。
春の暖かさから一転 真冬並みの寒さも
きのう(日)は、各地で3月~4月上旬並みの暖かさになったが、きょう(月)は九州や中国地方など真冬並みの寒さの所もある予想。日本海側ほどきのう(日)より大幅に低くなりそうだ。さらに午後は気温が急降下し、冷たい風も吹きつける見込み。一方、関東は東京都心で15℃など3月並みの予想だが、夜には一気に寒くなりそうだ。
寒波居座る一週間
寒波はあす(火)午後からあさって(水)にかけて一回目のピークを迎える見込み。そのごも強弱を繰り返しながら居座るため、今回も長丁場になりそうだ。日本海側では、大雪や猛ふぶきによる交通機関の乱れ、着雪や倒木により停電、なだれや落雪などに警戒、注意が必要になる。太平洋側でも乾燥と真冬の寒さが続きそうだ。
(気象予報士・丸田絵里子)