強い寒波の影響で東海地方は2月19日、岐阜県と三重県を中心に雪が降り、三重県の新名神高速では本線上で停車したトラックによる渋滞が発生するなど、この地方でも影響が広がりました。
【動画で見る】強い寒波再び…新名神では路面凍結で大型トラック等数台がスタック 渋滞解消に約4時間 3連休まで厳しい寒さか
■トラック等がスタックし通行止めも
19日朝の新名神高速亀山西ジャンクション付近では、路面が凍結した影響で、大型トラックなど数台がスタックしました。最長2キロの渋滞が発生し、解消までおよそ4時間を要しました。
新名神高速は正午過ぎになっても通行止めが続き、すぐ下を走る道路はトラックや車などが何台も奥の方まで連なっていました。
強い寒気の影響で岐阜県と三重県では18日から大雪が続き、東海道新幹線も、19日は名古屋駅と京都駅の間で速度を落として運転し、列車に遅れが出ました。
午後3時現在の積雪は、岐阜県白川村で266センチ、飛騨市河合で210センチ、三重県いなべ市で19センチ、岐阜県関ケ原町で5センチとなっています。
雪の影響で18日午後4時には、名神高速の一宮インターチェンジと滋賀県の栗東湖南インターチェンジの間で「予防的通行止め」が行われました。
岐阜県大垣市の西濃運輸では…。
運行部の担当者:
「道路情報で予防的通行止めが案内されましたので、幹線の運休をするところを全店、全車に案内しています」
名神高速の通行止めで、18日は4800便のトラックのうち、1200便を運休にしました。
運行部の糀矢亮部長:
「本来はお客さまからお預かりした商品を、いち早くお届けするという使命があるんですけれど、ドライバーの安全を確保することが第一ですので」
名神高速の通行止めは、19日午前9時半に解除されました。
■エアコンの設置業者も仕事を「延期」
関ケ原町では、18日は国道21号線なども通行止めになりました。国道沿いにある電器店では…。
北村電化センターの北村一磨さん:
「昨日は夕方以降の仕事はキャンセルさせていただいて。今日も朝からすごい雪だったので、まだ仕事ができていない状態です」
エアコンの設置工事の予定が2件ありましたが、雪が溶けるまで延期するといいます。
北村さん:
「室外機を屋根の上にのせないといけないので、雪がとけないと難しいかなと思います」