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【ロンドン=板東和正】12月12日の総選挙に向け、英国の各政党は選挙戦を本格的に開始した。総選挙では英国の欧州連合(EU)離脱が主な争点。与党・保守党党首のジョンソン首相は6日夜、中部バーミンガムで選挙活動の最初の演説を行い、「長く続いた離脱問題をわれわれと終わらせよう」と支持者に訴えた。
保守党は総選挙で、EUと合意した離脱協定案での離脱に国民の理解を求める。総選挙は、EU離脱の命運を有権者に委ねる「事実上の国民投票」との見方もある。ジョンソン氏は6日の演説で、本来なら2022年に行われる総選挙を前倒しすることを「望んでいなかった」とした上で「英議会がまひ状態にあり、離脱を前進させるためには選択の余地がなかった」と主張した。
さらに、最大野党・労働党のコービン氏が総選挙で離脱の是非を問う国民投票の再実施を提案していることに触れ、「コービン氏は離脱問題を遅らせ、迷い込ませることを望んでいる」と批判。「国民は離脱問題を先に進めることを切望している」と訴えた。
一方、コービン氏は英中部テルフォードで演説し、ジョンソン政権の社会保障政策を批判し、医療制度を再建させる方針を表明。コービン氏は「国民はこの選挙で英国の真の変化を成し遂げられる」と強調した。
各種世論調査では保守党が支持率で優勢を維持し、労働党などの野党は苦戦。ただ、離脱派の支持を集める新党「離脱党」が全ての小選挙区に候補者を擁立するとしており、保守党候補の票を奪う可能性がある。
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