台風15号被災から2カ月 千葉県、災害ごみ処理計画見直し 回収めど立たず





浸水で使えなくなった家具などが積まれた災害ごみの仮置き場=10月29日、千葉県長柄町(橘川玲奈撮影)

 千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号の上陸から9日で2カ月。10月12~13日に接近した台風19号、同月25日の記録的大雨と続いた自然災害で発生した災害ごみの処理をめぐって、県や自治体が対応に苦慮している。県が先月24日に発表した災害廃棄物処理実行計画で、災害ごみの量を約28万トンと推計したが、既に約3割多い37万トンに達しているためだ。住民の安全や健康確保、住宅再建などの復旧・復興のために、迅速な災害ごみの処理は欠かせず、県は早急に実行計画を見直し、処理を進める考えだ。

 「(災害ごみの)処理を加速化しないといけない。めどが立たないところもあるが、国の協力も得て、市町村の意見も聞きながら、検討して参りたい」。7日の定例会見で森田健作知事はこう強調した。

 館山市や南房総市、鋸南(きょなん)町などの県南部を中心に猛威をふるった台風15号と、市原市で竜巻が発生し甚大な被害が出た台風19号。先月25日の記録的大雨では、河川の氾濫が相次ぎ、茂原市や佐倉市、長柄町などで浸水被害が発生。一連の自然災害による被害は、県内各地で広範囲にわたる。復旧の矢先に、再度被災し、新たな災害ごみが発生するケースもある。県循環型社会推進課は「災害ごみの推計量を見直し、できるだけ早く新たな実行計画を策定する」と方針を明かす。

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