スペインの海岸で「ブルードラゴン」発見…海水浴を全面禁止に


21日(現地時間)、英紙ザ・サン(The Sun)によると、スペイン・アリカンテ県グアルダマル・デル・セグラ市の当局は、ビベルス海岸で「ブルードラゴン」または「ブルーエンジェル(Blue Angel)」とも呼ばれるアオミノウミウシ(Glaucus atlanticus)が2匹発見されたことを受け、赤色警報を発令し、赤旗を掲げた。

当局は「ビーチでの日光浴は可能だが、当面の間、海水浴は禁止」と発表し、「違反した場合は罰金が科される可能性がある」と警告した。

ブルードラゴンは、ギンカクラゲやカツオノカンムリのような毒を持つクラゲを捕食し、その毒を自らの体内に蓄積する。その後、外敵からの攻撃を受けると、刺激に反応して毒を放出することで防御する。専門家によると、この生物に触れると、クラゲに刺されたような激しい痛みと焼けるような感覚を引き起こし、一部のケースでは痛みが3時間以上続くこともあるという。

グアルダマル・デル・セグラ市のホセ・ルイス・サエス市長は、「小さくて美しい見た目とは裏腹に、非常に危険な生き物だ」と強調し、「発見した際は素手はもちろん、手袋をしていても絶対に触れず、直ちに救助隊に通報してほしい」と呼びかけた。市当局は、海流に乗って他の個体が漂着していないかを警戒し、監視を強化している。



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