【ニューヨーク=小林泰裕】週明け3日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比649・67ドル安の4万3191・24ドルだった。トランプ米大統領が、カナダとメキシコへの25%の関税を4日に発動すると明言したことを受け、一時900ドル超下落した。
トランプ氏は、中国製品に10%の関税を上乗せする方針も改めて示し、取引時間後には大統領令にも署名した。輸入品が値上がりして米景気が失速するとの懸念から、ネット通販大手アマゾン・ドット・コムなどの銘柄が売られた。半導体大手エヌビディアは、中国に対する半導体輸出規制が強化されるとの観測も重なり、9%安と急落した。
IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は497・09ポイント安の1万8350・19だった。