【キーウ共同】ウクライナのシュミハリ首相は4日、キーウ(キエフ)で記者会見し、米国の軍事支援停止について「全ての外交手段を使い、冷静に米国と協議する」と表明した。支援が実際に停止したかどうかは確認していないとした上で「米国との協力を維持するために全力を尽くす」と述べた。
シュミハリ氏は、米国の軍事支援は大勢の人命を救うために極めて重要と主張。米国供与の防空システム「パトリオット」はロシアの弾道ミサイルを撃墜する唯一の兵器だとし、支援が止まれば迎撃弾が枯渇するリスクがあると訴えた。
一方で「軍は前線を維持する手段を持っている」とも述べ、直ちに戦況が悪化することはないとの認識を示した。