新宿アルタが2023年2月28日に閉館しました。32年間、新宿のランドマークとして、そして国民的長寿番組「笑っていいとも!」の舞台として、多くの人々の記憶に刻まれています。この記事では、アルタ閉館に際し、番組関係者やゆかりの人々の声と共に、その歴史と功績を振り返ります。
新宿アルタ:笑いと感動を生み出した夢の舞台
1980年4月にオープンした新宿アルタ。その象徴とも言える巨大ビジョンは、新宿駅東口の顔として、多くの人々の視線を集めてきました。そして、アルタを語る上で欠かせないのが、1982年10月から2014年3月まで放送された「笑っていいとも!」です。タモリさんを司会に、32年間という長きにわたり、日本の昼を彩り、数々のスターを輩出しました。
新宿アルタの巨大ビジョンに映し出された原めぐみさん
笑っていいとも!:国民的番組を支えた人々の想い
アルタ閉館特設サイトには、タモリさんをはじめ、笑福亭鶴瓶さん、関根勤さん、小堺一機さんなど、番組にゆかりのある多くの著名人から、感謝と惜別のメッセージが寄せられています。
「私の芸能生活はアルタから始まりました」(中山秀征さん)、「僕はアルタに芸能人にしてもらいました」(南海キャンディーズ・山里亮太さん)、「全ての始まりはアルタからでした!」(渡辺直美さん)など、アルタ、そして「笑っていいとも!」が、多くの芸能人にとって、まさに夢の舞台であったことが伺えます。
名物ディレクターが語る「笑っていいとも!」秘話
番組開始から約5年間、火曜日を担当していた名物ディレクターの小林豊さん(仮名)は、当時をこう振り返ります。「『笑っていいとも!』だけでなく、『笑ってる場合ですよ!』や『ライオンのいただきます』など、多くの番組制作に携わってきました。私の30代は、まさにアルタと共にあったと言えるでしょう。」
「テレホンショッキング」など、数々の名物企画を生み出した小林さん。番組の裏側には、様々な苦労や工夫があったことでしょう。例えば、生放送ならではのハプニングへの対応や、ゲストとのコミュニケーション、そして、常に新しい企画を生み出すための努力など、想像を絶する苦労があったに違いありません。
タモリさんとゲストのうじきつよしさん
新宿アルタ閉館:一つの時代の終わり、そして未来へ
新宿アルタの閉館は、一つの時代の終わりを告げるものです。しかし、アルタで生まれた数々の思い出や感動は、永遠に人々の心に生き続けるでしょう。そして、アルタで活躍した人々は、新たな舞台で、更なる輝きを放っていくことでしょう。
アルタ、そして「笑っていいとも!」よ、永遠に!